「やばい、タバコ吸いたくなってきた・・・。」
しっかりと事前準備をして禁煙を始めたとしても、どこかでタバコを吸いたくなってしまう瞬間というものは必ず訪れます。
なぜなら僕たちは完全なるニコチン依存症者なんですからね。なめてもらっては困ります。キリッ
かといって、それでおいそれと再びタバコに火をつけてしまうわけにはいけません。またあの無限喫煙地獄へ逆戻りになりますからね。
また、一本だけならということを考えてしまう気持ちも当然分かりますが、本気で禁煙をするならそれは絶対にダメです。その選択肢はきっぱり捨てましょう。
古来よりそこから生還した者無しと言っても過言ではないですからね、あらかじめ言っておきますが、間違いなくその一本では終わらず、元の喫煙者に戻ります。
何があっても、二度と吸わない。
選択肢はいつもこれ一つだけです。逆に分かりやすいですよね。もう迷う必要なんて無いのですから。
とはいえ、どうしても本当に吸いたくなってしまったときにはどう乗り切ればいいのか。
本気の禁煙をする以上、このことはよく考えておいたほうが良いですね。
ということで今回は、禁煙中にどうしてもタバコが吸いたくなったらするべきことについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
吸いたくなったときはこれをしよう
禁煙中にどうしてもタバコが吸いたくなってしまったときにするべきこととして、ここでは王道のものから僕が本当に効果を実感しているものまで紹介していますので、まずは以下をご覧ください。
・レコーディング記録を読み返す
・寝る
・趣味に没頭する
・飲食する
・洗顔や風呂または歯磨きをする
・呪文を唱える
それでは一つずつ解説していきますね。
体を動かす
まず僕が禁煙を実践してきた中でかなり効果があったと言えるものの一つが、この体を動かすということです。
外へでてしっかり運動するのも良いですし、室内ならストレッチや筋トレも良いですね。
もっと個人的な話をすると、本当に吸いたいときには腕立て伏せや腹筋を100回、またはスクワットを100回、さらには外へ出て100メートル全力ダッシュを数本、他にもシャドーボクシングや懸垂も良かったですよ。
周りの環境や自分の体力にもよりますが、ここでのポイントは自分をしっかり追い込むということ。
あえてどっと疲れることをすることで、何かしらの【やった感】が出ますし、ストレス解消や良い気分転換にもなります。
ついでに息切れしながらも外で空気のおいしさを感じたりしていると、そこからわざわざタバコのきったない煙を吸うことがバカバカしく思えますよ。
さらにですね、ダブルの効果と言いますか、これにはもう一つ深い理由がありましてね。ニヤリ
それはそもそもタバコを吸うという行為自体が、ある意味では自虐行為ともとらえられるわけで、自分の喫煙行為そのものが、実はそういった心理的な側面を持ち合わせているということは多いです。
ちょっと分かりにくいですね。
もっとはっきり言うと、喫煙行為自体がそもそもドMな心理的行為でもあるということです。
これは現実逃避したいときややさぐれたい気分のとき、あるいは落ち込んだときやつらいときにもタバコを吸いたくなってしまう心理にも関係があります。
そしてこれがそもそもタバコを吸い始めるきっかけとしての自己肯定感の欠如という話にも繋がっていくのですが、この話をここでしだすと終わらなくなりますので、それはまた別の機会にしますね。
とにかくここで言いたいのは、体を動かして自分を追い込むという行為は、身体面だけではなく、実は心理面でもタバコを吸うことへの良い置き換え行動になるんですよということです。
運動して息が切れて肺に負担がかかるにしても、それはタバコの煙での負担とはわけが違いますからね。喫煙習慣より運動習慣、これは素晴らしく良いことですよ。
さらに補足ですが、縄跳びは短時間で体を追い込めますし、サイクリングは気分転換にもかなり良いですね。
仕事中はどうしましょうか。
おすすめはスクワットですが、可能であればその場ダッシュ、もしくはその場で思いっきりジャンプもアリです。意識をそらせます。あとは深呼吸は定番中の定番、これも覚えておいて損はないです。
さらに誤解を恐れずに言えば、自分の車を持ち上げるでもいいですよ。実際には上がりませんが、即席でできる筋トレです。ただしケガと他人の白い目には注意してくださいね。笑
とにかく自分の生活環境に応じて、この場ならこれをやる、というものをあらかじめ決めておくことです。
あらかじめとる行動を決めておくことで、いざというときに迷わずに済みますからね。
迷ってはいけません。迷えば迷うほどタバコを吸う理由を探し始めるということを、あなたもよく知っているでしょう。
もうタバコは吸わない。吸いたくなったらこれをするんだ。
これだけ決めておくとラクですよ。
ということでまずは体を動かすということを考えておきましょう。
レコーディング記録を読み返す
次のおすすめはレコーディング記録を読み返すということです。
いや、おすすめというよりはこれはもう必須ですね。確実にやったほうが良いです。
ここで言うレコーディングとは、あなたがタバコをやめると決意したときの気持ちや、自分がタバコをやめたいと思う理由、あるいはタバコをやめるメリットややめない場合のデメリットなど、あなた自身とタバコについてのあらゆる考えや気持ちを書き記したメモのことですね。
このメモをあらかじめ作成して常に持っておくのです。僕もすでにスマホのメモアプリにびっしりと書いていますよ。
※レコーディング法に関してはこちらの記事で詳しく書いていますので、どうぞこちらも参考に。
人間というものは本当に良くも悪くも忘れやすい生き物です。
あれだけ悩んで決意した禁煙ですら、時間と共にそのときの熱い気持ちや信念というものは薄らいでいきます。
それは確かに仕方が無いことでもありますが、だからといってタバコを吸ってしまうことまでを仕方が無いとしてしまっては、いつまで経っても禁煙ができませんからね。
そして禁煙という孤独との戦いでもあることに対して、誰が自分を導き、寄り添い、奮い立たせてくれるのでしょうか。
24時間いつでも自分をなだめ、諭し(さとし)、説得し、励まし続けてくれる存在とは。
もうお分かりかと思いますが、それは自分自身でしかありません。
禁煙は自分自身をいかに説得し納得させられるかの作業でもあります。
これは依存症という病気全般に共通して言えることでもあるんですけどね。
とにかく、あなたが自身の禁煙をより確固たるものにしたければ、レコーディング(記録する)という作業をしておきましょう。
そして本当にタバコを吸いたいと思ったときには、これを何度でも読み返すのです。
そこにはタバコを吸ったところで何も問題は解決しないということや、悩みをさらに増やすだけだということ、そして過去に失敗したときの後悔や、情けない自分にはもう戻りたくない、おそらくそのようなことも書かれてあるのでしょう。
何度もそれを読み返し、自分を説得してください。
あなたを止められるのはあなただけ。
あなたを助けられるのもあなただけです。
寝る
禁煙における最強奥義の一つが、寝ることです。
禁煙中にタバコを吸いたくなってしまうということは、何かしらのつらい状況にあるということなんでしょう。
それは禁煙初期の離脱症状の最中であったり、それとも禁煙に慣れてきたにもかかわらず、他人に理不尽なストレスをかけられたときなのかもしれません。
しかしどんな状況においても、この寝るということは忘れずにいてください。
厳密にいえば、嫌なことはさっさと忘れて寝てしまうことです。
そもそも寝不足や疲れているという状況自体が、タバコを吸いたくなってしまう要因となるものですからね。
禁煙中は可能な限り寝て、しっかり休むことです。禁煙を失敗してまた一生の悩みを抱えるよりも、明日のことは明日と割り切って寝てしまいましょう。よく眠るために最初に話したような運動をして、程よく疲れておくのも良いですね。
ちなみに寝て起きたらまた禁煙の継続時間が伸びていますからね、そういった楽しみもあるんですよ。
あと、寝ても解決しない問題は、どの道タバコを吸っても解決しませんからね。
長い人生、ときには勇気を出してその問題の解決にあたらなければいけないこともあるでしょう。
タバコに逃げたくなる気持ちも僕はよく知っていますが、それが一番無駄で意味のないことだと知ったときから僕は禁煙ができるようになったんですよ。
これもぜひ知っておいてくださいね。
※詳しくはこちらの記事でも書いています。
趣味に没頭する
ここからは少し王道の話にもなりますが、まずは趣味に没頭することですね。
先に紹介した運動やサイクリングも良い趣味になりますが、禁煙に際しての良い置き換え行動や心理的逃げ場の確保といった観念から、いつでもどこでも手軽に没頭できる趣味をいくつか用意しておくことをおすすめします。
例えば僕の場合ですと、好きなゲームや音楽、インターネット、動画視聴などが挙げられます。
この次に述べる飲食もこれにあたりますけどね。
自分の好きなことで手軽にできるものを常に身近に用意しておきましょう。
自宅なら他にもマンガや小説も良いですし、仕事場でも元々タバコを吸えるような環境にあるくらいなら、休憩時間にスマホで動画や音楽を観賞することもできるでしょう。
とにかくポイントはすぐに没頭できること、あるいは一瞬で別世界に意識を持っていけるようなアイテムを用意しておき、タバコを吸いたいという気持ちをさっさとシャットアウトしてしまうことですね。
※こちらの記事も参考になります。
これらは事前の準備や対策がしやすいものでもありますので、禁煙中は上手に活用していきましょうね。
飲食をする
禁煙の王道中の王道が飲食をするということですね。
確かに食べるものや体重の増えすぎには気をつけなければいけませんが、多少の体重増加などは禁煙成功のためには必要項目として割り切ってしまうことも大事です。
禁煙が上手くいけば食欲もいずれは落ち着いてきますし、僕の場合ですがむしろ禁煙によって健康的になったことをきっかけに運動習慣が付いて、結果として喫煙していたときよりも体重を落とすことに成功していますからね。
禁煙もダイエットもしたい。
良いじゃないですか。素晴らしい目標ですよ。ぜひ僕と一緒にやりましょう。
ちなみに僕は離脱症状が強い時期には、よく0キロカロリーのコーラを飲んだり、大好きなチョコレートを食べていましたね。あとはガムとアメも。
逆にポテトチップスやスナック菓子、菓子パンなどには注意しつつも、本当にタバコを吸いたくなってしまったときは、タバコを吸うよりも全然マシと割り切って、好きなものを食べるようにしていました。
禁煙時の心理的負担をすべてこの飲食に置き換えてしまうと、それはそれで健康的とは言えなくなってしまうこともありますので、その点だけ注意して上手に取り入れていきましょう。
洗顔や風呂または歯磨きをする
これも王道といえば王道ですね。
洗顔をしたり、お風呂に浸かったり、歯磨きをすることです。
これは食事のあとにどうしても吸いたくなってしまったときや、瞬時に気分を変えたいときにも有効な手段ですね。
冬場にあえて冷たい水で顔を洗ってみる、いつもより歯磨きの回数を増やしてみる、好きな香りのお風呂に浸かるなど、自分が上手く気分転換できることを探してやってみてください。
また、こういった自分で編み出した自分独自の置き換え行動は、禁煙にはとても役に立ちますよ。
こんなときにはこれ。
というものがあると、それが自分だけの禁煙の頼りになるからです。
※こんな記事もありますのでどうぞ。
あなたもいろいろと自分の王道を探してみてください。
それが禁煙の精神的な支えにもなりますし、禁煙後の新たな趣味や楽しみとして定着していくものがあれば、それもまたあなたの人生をより良いものにしてくれるきっかけになるはずです。
呪文を唱える
最後の項目になりますが、呪文を唱えるということです。
・・・。
・・・・・・。
さあ、いよいよ怪しくなってきましたね。ニヤリ
冗談です。きちんと解説します。
これは今まで主に述べてきた【行動面の対処法】ではなく、【心理面への対処法】です。
禁煙の最終的な攻略は、とにかく心理的依存をなんとかすることです。
禁煙して体に起きる離脱症状はおおむね数日から数週間、長くても数か月ですが、精神的心理的依存は数年、いや、ここはあえて言い切っておきますが、一生続きます。程度は当然変わっていきますけどね。
これが一度なった依存症は一生治らないといわれる由縁ですが、これは脅しでもなんでもなく、例えば他にもアルコール依存症や他の薬物依存症に置き換えてみても分かることです。
例えば薬物に依存して逮捕された人が、出所後も何度も同じ過ちを犯してしまう話を見聞きしたことがあると思います。
これを僕たちは決して笑える立場ではないのです。
タバコも薬物ですが、合法であるから逮捕されないというだけの話です。
いや、タバコは合法であるからこそやめられない人が多い、そんな事情も考えられますよね。
つまりどんな依存症にもいえることは、何年たっても決して油断できないということです。
それではその心理的依存の問題をどうしていくか、そこで知っておいてほしいのが、今回の最後の項目である呪文を唱えるということですね。
具体的には、自分が一番納得している禁煙をする理由や、絶対にやりたくないことやなりたくないもの、さらには自分が一番素直に聞き入れられる言葉や自分の信念、こういったものを心の中で何度も唱えるということです。
例えば僕の例を挙げてみますね。
・ストレスと問題を増やすだけ
・タバコは依存症ビジネス
・税金搾取システムの奴隷
・タバコはかっこ悪い、ダサい、
・底辺のイメージ
・あいつみたいになりたくない
・いつまで搾取される側にいるのか
・いつまでも気がつかないバカ
・やめられないのはみっともない
・タバコすらやめられなくて夢が叶うか
・がんやCOPDになってからでは遅い
・タバコなんてこの世に存在しない
若干言葉が汚い部分もありますが、正直言うとこんなものじゃないです。言葉の汚さも、文字の量も。
ここにはちょっと書けないようなことももちろん考えます。しかしそこは別に問題じゃありません。あくまでも自分の言葉で、自分自身が確実に理解して納得できているかどうかがポイントです。
たとえどんなに言葉が汚かろうがゲスであろうが、それを誰かに公表するわけではありませんからね、徹底的に自分にぶっ刺さるように、自分の思いを言葉に込めてください。
そしてこれらのことは当然ながら一度真剣に考えた後は忘れないようにメモしておいて、いつでも見返せるようにしておくわけです。(それがレコーディング)
ある意味ではこれらは自分の信念ともいえるものにもなりますが、ようはいつでもとにかく自分の頭の中で、吸いたくない気持ちが吸いたいという気持ちに確実に勝てるようにしておいてほしいのです。
頭の中で天使と悪魔が戦うじゃないですか、タバコの。
そのときにどうやって天使を勝たせるんですか?悪魔は相当強いですよ?
そこであなた自身があなた専用の呪文を唱えて悪魔を倒してやるのですよ。
しかもその悪魔は一生どこかであなたを狙い何度も待ち伏せしてきますからね。あなたが弱っているとき、困っているときばかりを狙って、「吸えよ、ほら」と攻撃してくるわけです。
悪魔に負けないための呪文。
ぜひこれを持っておいてください。
きっとあなたの助けになりますよ!(え?チョットナニイッテルカワカラナイ?)
とにかくこれが最後の、タバコを吸いたくなったときにしてほしいことです。
心理的依存は間違いなく禁煙の最大の敵となりますので、それに負けないようにあなただけの最強の呪文を手に入れておいてください。
その呪文はいつでも禁煙に対するあなたの武器になり、禁煙のテクニックになり、そして最後の砦にもなるものです。
あらゆる呪文(魔法の言葉)を覚えていて、いつでも自在に操れる天使は強いということですね。
おわりに
長くなってしまったのでもう一度まとめますね。
禁煙中にタバコを吸いたくなったら以下のことを実践してください。
- 体を動かす
- レコーディング記録を読み返す
- 寝る
- 趣味に没頭する
- 飲食する
- 洗顔や風呂または歯磨きをする
- 呪文を唱える
ちなみに今回紹介したこれらのことも僕の体験談も、あくまでも参考例です。
大事なポイントは、とにかくあなた自身があなたの禁煙を続けられるための確固たる戦略を持つことと、どんな状況になってもタバコはもう吸わないという強い覚悟を持つことですね。
決してタバコの悪魔なんかに負けないでください。
あ、ちなみに僕と禁煙の冒険の旅に出たいという方は、ル〇ーダの酒場で網タイツにひのきのぼうを装備している変態がおりますので、ぜひ声をかけてくださいね。フフフ(イヤちょ・・・ま、メヲソラサナイデ!)^^;
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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