「タバコはなかなかやめられないなぁ・・・」
それはなぜかということをきちんと考えていますか?
仕事が忙しいから?口寂しいから?
いえいえ、薬物だからですよ。
そう、タバコは薬物なんですよね。まぎれもなく。
だから他の麻薬や覚せい剤をやめるときと同じように、「もう私は絶対にやめるんだ!」というしっかりとした意志と決断をもって禁煙に挑む必要があるわけです。
日本ではただ「合法」というだけで、イメージ的に軽んじられ、危険度も軽視されがちなタバコ。
しかしその実態はまぎれもなく超高依存性の薬物であり、そして日本だけでも年間10数万人ともいわれるほどのタバコに起因する死者を出す、恐ろしい毒物でもあります。
そんな恐ろしい薬物を、「おいしい~」とか、「これがなきゃやってられない~」と笑いながら日々摂取し続けている異常さに早く気がつかないといけません。
タバコをなめてちゃダメです。
「え?なめてはいないです。吸っているんですよ」とかも言ってちゃいけません。ビンタシマスヨ。
すでに自分の意志でやめられなくなっている時点で、他の麻薬や覚せい剤依存におちいってしまっている人たちとなんら変わりはないということを自覚しないといけません。
そう、他人のことを笑っている場合じゃないんですよ。
今の自分の状況と現実を再確認しましょう。
自分自身の置かれている状況を理解することで、より禁煙の意識が高まりますからね。
ということで今回は、タバコは薬物であるということを再認識しようということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう。
タバコは薬物である
あらためて言いますが、タバコは薬物です。
ただ、他の違法薬物に多くみられるような「危険な精神作用や異常行動」に繋がる可能性が低いこともあり、その害が軽視されやすいんですよね。
「そんなにヤバいもんじゃないし」みたいな。
確かに、違法と合法という点においても、他の違法薬物とは明確な違いがあることは間違いありませんが、問題はその健康被害と依存性に関しては、他の違法薬物と比べても同等かまたはそれ以上ともいわれることもあるくらい、タバコは危険なものなんですよね。
そう、危険なものなんですよ。
このことを忘れてないですか?きちんと理解していますか?という話。
タバコも麻薬も仕組みは同じ
タバコにしろ他の薬物にしろ、摂取すると脳内を中心に何かしらの快楽を得ること、そしてその効果が薄れてくると禁断症状という不快感を感じること、さらにその禁断症状を緩和するために、再度その物質を摂取したくなり、その繰り返しが依存状態を招くという点ではまったく同じです。
だからタバコは薬物と変わらないというわけですね。
タバコにはニコチンがあり、これが脳内の報酬系(快楽を司る神経系)に繰り返し作用することで、依存状態となっていきます。他の薬物では、ニコチンとはまた違う成分のものが、強弱さまざまに同様な作用をすることが分かっていますので、結局やっていることは同じともいえるわけです。
だからこそ、他の薬物依存症の人や覚せい剤中毒の人を笑っている場合ではないんですよ。
まさに自分自身が薬物依存症者なんですからね。
ただ、違法ではないので逮捕されないというだけの話。
決して笑い事じゃないし、他人事でもない。
禁煙をするなら、このことをあらためてしっかり認識しておきましょう。
タバコは自分を傷つける行為
確かにタバコでは急に精神がおかしくなって人を傷つけたり、激昂して暴れたりという異常な行動にはほとんど至りませんが、忘れてはいけないのは、「少しずつ、しかしそれでも確かに自分を傷つけ続けている」ということですね。
もしかしたら自分以外の周囲の人も含まれるかもしれません。
タバコの煙にはそれ相応の強い有害物質が含まれていますからね。
タバコを吸い続ければ、少しずつ、しかし着実に健康はむしばまれていきますので、自分自身を傷つける行為ともいえるわけです。
「お金を払って自分自身を傷つけ続けるという行為」が、本来素晴らしいものであるはずはないですよね。だから僕は禁煙をおすすめしています。自分の身体がかわいそうですからね。
あなたも、毎日大変な仕事をこなして頑張ってお金を稼いでいるんじゃないですか。
本来ならばその自分の大事な身体に、「お疲れさま」と言っていたわってあげてもいいのに、あろうことかその稼いだお金で有害物質を買ってきて、身体に延々と投入する始末。
僕はもう本当にこの愚かさ、矛盾、不甲斐なさに心から気がついたので、タバコをやめたんですよ。
せっかく頑張って稼いだお金で麻薬や覚せい剤を買ってしまう人をどう思いますか?
「あんなものを買ってどうするんだよ」と思える人は、自分の今買っているものについても目を向けて考えられるはずです。
僕はそうやって真剣に考えていった末に、納得して禁煙をすることができるようになりましたよ。
あなたもぜひここであらためて考えてみてくださいね。
おわりに
依存症は、自分を客観視することが難しくなる病だということを僕も実感しています。
だからこそ、こういった話をヒントとして、あらためて考えて考えて考えまくることが大事なんですね。
普段とは違う視点で物事を考えたり、少し俯瞰して自分の行動を見直してみることで、「新たな気づき」が生まれる可能性があります。
この気づきが、依存症の克服には大切なんですね。
気づいた人から、禁煙しています。
「あの人はやめられて、なんで私はやめられないんだろう」とあなたが考えているならば、それはまだあなたが気づいていないだけなのかもしれませんよ。
あなたに必要な気づきはなんなのか。
それは人それぞれなので、僕にも分かりませんが、こういった話を一つのヒントにしてもらうことはできると思いますので、他の記事とも合わせて参考にしてみてください。
あなたの禁煙の参考になりますように。
ビンタ1発で禁煙できれば早いんですけどね!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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