「毎日ストレスが多くてタバコがやめられない・・・」
このように考えている人は多いです。
過去の僕もその一人でした。
ストレスとタバコの関係はかなり根深い(闇深い)問題ですからね。
日々の仕事が忙しくて、気が休まる暇もない。そんな中、タバコを手放してしまったら、ストレス過多でどうにかなってしまいそうだ。そう考える気持ちはよく分かります。長年僕も同じことを考えてきましたから。
日々の仕事や生活のストレスとタバコを吸うという行為が、長年にわたってがっちりと絡みついてしまうと、どんどんとやめられなくなるんですよね。まさにそれが完全依存状態ですよ。
タバコが無いと生きられない。
とまで考えてしまう。
ここまで行くと、本当に禁煙は難しくなります。というか、そのままで禁煙をすることはかなり難しいと言ったほうが正しいかもしれません。
ではその状態から抜け出し、本気で禁煙をするにはどうすればいいのか。
今回はそのことについて解説していますので、一緒に見ていきましょう。
禁煙は最高のストレス対策
今回は結論から言いますと、タバコを吸うことがストレス対策になるのではなく、禁煙をすることこそが本当のストレス対策になるという話です。
これは僕自身も本当に盲点だったと自覚しています。タバコは本当に自分のストレスを解消してくれるものと信じていましたからね。
でも、実際はその真逆。
タバコが、ストレスになっている。
このトリック。まやかし。逆転の思考。
ここに気がつかないと、禁煙は非常に難しいです。というか、難しかったです。
要は、タバコを吸うことでスッと気分がよくなったり、頭が冴えたり、気持ちが落ち着いたように感じられるのは、それは「ニコチン切れ」という症状が身体に現れているからで、そこにニコチンを放り込むことでその症状を緩和させているだけ。
その瞬間をもって、「いやあ、ストレスが解消した~」と思い込んでいたんですね。
実際には、タバコを吸わなければ「ニコチン切れ」の症状は出ない。
だからもともとタバコを吸わない人には、そもそもこの「えげつない」ニコチン切れのストレスというものがないんですよ!
びっくりですよね。
何十年もタバコを吸っていると、タバコを吸わないでいられたときの記憶や感覚さえ分からなくなってしまいますから。
でも、このことに関しては僕が今自信を持って言えます。
タバコを吸わないほうが間違いなくストレスが少ない。
そもそもあの「えげつない」ニコチン切れのストレスが無いからですね。
今ならよく分かります。あんな強烈なストレスはなかなか無い。
それがタバコを吸った瞬間にだけ解放されて、数十分もすればまたそのストレスに無限ループで悩まされるというのですから。地獄のようなものです。
で、それが365日ずっと続くと。
いやあ、恐ろしい。今考えるとこんな大きくて強くて延々と継続し続けるストレスって、本当になかなか無いですよ。
そりゃ生きている限りは日々のストレスはあります。家庭のこと、仕事のこと、人間関係と。
でもそれはみんな同じ。そのうえで、さらにそのタバコによる強烈なストレスを担いで生きているのが喫煙者ということなんですね。
ただでさえストレスの多い時代に。さらにえげつないストレスを担いで生きている。
そりゃあ大変です。イライラもしますよね。
そしてまたタバコを吸うと。
このループを断ち切らないといけません。
今回お伝えしたいのは、タバコがストレスを解消してくれるどころか、ストレスを作り出す要因となっているという事実と、本当に日々のストレス対策をしたいなら、禁煙をしたほうが良いということです。
引き続き見ていきましょう。
禁煙すると大きなストレスが一つ減る
僕が禁煙をおすすめしているのは、日々の生活の中から大きなストレスを一つ排除できるということを知っているからです。
何度も言いますが、僕も含め、ほとんどの人が生きている限りは何らかのストレスや悩みを抱えて生きています。
その上に、タバコを吸うことで発生するストレスを背負って生きるのは、自分をより苦しめるだけだということが本当によく理解できるし、実際にタバコをやめてみて、その効果を実感しているからです。
タバコをやめると、タバコを吸っていたことで引き寄せていた、「ニコチン切れのイライラ」も、「タバコを吸いたいときに吸えないストレス」も、「高いお金を払って買い続けるストレス」も減る、というか無くなります。
これは本当に大きいです。
毎日仕事や家族やお金のことでいろいろと悩みや不安があるじゃないですか。
それを加速させるのがタバコだという話ですよ。
ただでさえあるストレスにさらに加算する、ストレスを増長させる、助長する行為。それがタバコを吸うということです。
タバコをやめると、確実に毎日自分が抱えていた大きなストレスのうちの一つが減るということですからね。決して損はないし、むしろぜひ楽しんでトライしてもらいたいくらいですよ。自分にとって良いことをしようというのですから。
また、タバコを吸う人よりタバコを吸わない人のほうがメンタルが安定するという研究結果もいくつも出ていますからね。心身ともに健全でいられるためにも禁煙をしたほうが良いですし、結果としてストレス耐性も上がるというわけです。
さらにタバコは健康やお金の面でのストレスだけではなく、肌や歯、頭髪といった美容面でのストレスも高めますからね。
慌ててそれぞれに忙しくケアをおこなうよりも、その元凶となっているタバコを思い切って止めてしまったほうが、全体的なストレスは軽減されるでしょう。
禁煙すると本当のストレスが見えてくる
これもお伝えしておかねばいけませんね。
禁煙をすると、自分の中にある本当のストレス発生源にしっかりと目を向けることができるようになる可能性もあります。
例えば仕事が忙しい、大変だと感じていて、そのストレスからタバコを手放せないとなっていたのであれば、あえて禁煙をすることで、まず仕事の能率を上げてみる。
実際に僕もタバコをやめてから、必要以上の休憩時間をとらなくていいし、集中力も増して仕事の能率が上がりましたよ。身体の調子も良くなってきましたしね。
そしてそれでも理不尽なまでに自分にとってストレスとなるような職場環境なのだとしたら、そこは自分にとって最適な職場ではないのかもしれませんし、その仕事が自分にあっていないのかもしれない。
禁煙はそういったことをあらためて見直してみるきっかけにもなるという話です。
長い人生の中で多大なストレスを受けまくって毎日生活し、さらにその逃げ場所がタバコで、そこからも大きなストレスを文字通り買ってきていたという話では、おもしろくないですよね。本当に。
それじゃああまりにも自分がかわいそうじゃないですか。社会にこき使い倒されているようで。
だからこそ、まずは禁煙をしてみて、それでも生まれてくる本当のストレスの元を明確にする。
そして特にそれが問題はなく適正な程度だと判断すればそこであらためて頑張ればいいし、やっぱりおかしいなというくらいに問題のあるストレスがあるならば、転職も含め、自分の生活基盤から見直してみるのもアリだという話なんですね。
また、いきなりそこまでしなくても、タバコ代を稼がなくていい代わりに少し残業時間を減らすとか、少し収入は下がってでも、ストレスの少ない業務に変更するなどということも考えられるようになります。
そういう意味で、禁煙は本当に自分をいたわるということになるんですね。
ただでさえストレスの多い日常ですから。
禁煙することでタバコのストレスを無くし、さらに禁煙したことで本当のストレスのほうも軽減できたとなれば、それは素晴らしいじゃないですか。禁煙効果が何倍にもなっている。
そういうこともあって、禁煙は最高のストレス対策だというわけなんですね。
おわりに
僕も実際に禁煙してみて実感していることですが、あのニコチン切れのストレスは本当にひどいものだったなと思っています。
なにか仕事や作業をしていても、30分もたつとイライラしたり、集中力が無くなっていたのが明らかですからね。
今はもう、それがありません。
その上で逆に運動習慣やダイエット習慣をつけるようにしたものですから、体調は前より良いですし、身体も軽くなって動きやすく、気分も前向きになっていることを実感しています。心身ともに強化されていると言いましょうか。
そういった面で、僕にとって禁煙は最高のストレス対策になったと思っています。
禁煙の効果は禁煙だけにとどまらず、ですよ!^^
他にも関連記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント