「ああ、落ち着かないな・・・。」
どれだけ強い覚悟や決心をして禁煙を始めたとしても、禁煙中はどうしてもタバコのことが頭に浮かんで、気持ちがそわそわしてしまうということはよくあります。
これは離脱症状が強く現れる禁煙開始直後からの数日間に限らず、数週間から数か月が経っても、一本お化けと呼ばれるような、自分の気持ちに魔が差してしまいそうになる瞬間なども含めていえることですね。
どうにも気持ちが落ち着かない、そわそわとした感覚。
言い換えればそれはタバコを吸う吸わないの葛藤であったり、タバコを吸わなくなって感じている手持ち無沙汰や、口寂しさが強く出てきたというようなときにもいえるでしょう。
そして禁煙を失敗するタイミングの多くはここです。
このそわそわした気持ちが膨らみ抑えきれなくなると、やがてタバコを吸うためのあらゆる理由や言い訳を考え始めます。
その結果、禁煙に失敗してしまうんですね。
もちろん僕にもこの経験がありますので、この落ち着かない気分や、禁煙失敗に至る過程というのは本当によく分かります。
だからこそです。禁煙中にはこういう気持ちの変化や気分の状態が訪れる瞬間があるということを僕も十分に経験してきたからこそ、今は具体的な対策も立てられるというものです。
ということで今回は、禁煙中に訪れるそわそわした気持ちへの対処法について書いていますので、一緒に見ていきましょう!
そわそわしたときの対処法
禁煙中に気持ちがそわそわしてしまったときには、必ずこれを思い出してください。
それは、
何もしない
ということです。
もっと厳密にいえば、何もしなくていい、何もしないことがそのまま対処法になるんです。
だから気持ちがそわそわしてきたら、「何もしなくていいんだ」と、心の中で唱えてください。
どれだけ心が乱されようとも、選択肢はとにかくタバコを吸わない、何もしないの一択だけだということを頭に刻み込んでおいてください。
これはどういうことかと言いますと、とにかく禁煙をするにあたって多くの人が考えることとして、タバコの代わりになるものを探し続けたり、無理に慣れないことを始めたり、何かで置き換えることばかりを考えたり、穴埋めになるものを探し求めたりします。
ここに禁煙の落とし穴があります。
厳密にいうと、まず完全なタバコの代わりは無いんですよ。タバコは麻薬だから。
(厳密にはタバコの代用品は無いということは、こちらの記事でも詳しく解説しています)
それでも多くの人が、タバコの代わりは何か無いか、無いかと、一生懸命に探し続けるものですから、最終的に疲れて、タバコに戻ってきてしまう。
また、禁煙を始めたことをきっかけに何かに取り組むのも良いのですが、結局面倒くさくなったり、身体が疲れたタイミングでタバコを欲してしまう。
だ・か・ら・こその、何もしない。
気持ちがそわそわしたときには、「何もしない、何もしなくていいんだ」と唱えるのです。
その何もしないの中には、当然ながらタバコを吸うこともしないということも入っています。
タバコに火も点けないし、当然タバコを買いにも行きません。家からも出ないし、面倒なこともやりません。
何もしなければ、それで禁煙はできるのです。
というか、そもそも禁煙は何もする必要が無いんです。
わざわざタバコとライターを買ってきて、灰皿とタバコを吸える環境を用意して、タバコを吸うという行為を【するから】、禁煙にならないんですよ。
何もしなけりゃいいだけ。こんな楽なことはない。それが真理。
いらんことせんだらええだけなんやな。
そこに気づいてください。
だから、禁煙中に気持ちがそわそわしてきたら、「ああ、別に何もしなくていいんだな。こりゃラクだ。」と考えてください。心の中で唱えてください。
そうすることで、そわそわした気持ちが膨らみ続け、もやもややイライラに変わり、結局タバコを吸ってしまうという事態を回避することができます。
もちろん心理的な効果を狙ったものでもありますが、そもそもこれはそわそわする気持ちという心理的状況へのアプローチですからね。
僕は禁煙中にこの効果を実感してきました。
気持ちがそわそわしだすと、本当に止まらなくなってくるんですよね。それを「何もしない。それでOKOK。はい終わり。」の一択で即いなすわけですよ。
何より、何もしないとあらかじめ決めておくことで、とにかく迷わずに済みます。
人間、「いっときの気の迷いで・・・」どうのこうのってよくあるじゃないですか。または「魔が差して・・・」などともね。
迷うな!差すな!!差させんな!!!クワワワ!!!
おっと、失礼。少し興奮してしまって。
とにかくですね、絶対に禁煙する、もう二度とタバコは吸わないと決めたんですから、もう迷うなっていう話です。
迷うこともするなって話です。
よけいなことも考えんなって話です。
何もしなけりゃそれで禁煙は達成できるんですよ。
これだけはおすすめ
気持ちがそわそわしたときに、何もしないだけで禁煙は達成できてしまうということをお伝えしてきましたが、あえて何かをするならこれがおすすめという話もしておきますね。
それは寝ることと、好きなことをすることです。
寝るとはすなわち自分をシャットダウンすることと考えれば、もうそれで何かをすることはなくなります。
いらんことをしなくて済むということです。
早い話、この場合はタバコを吸ったり、我慢できなくて買いに走ったり、はたまた延々と迷い続けたり、余計なことを考え続けたりしなくて済むということですね。
さらに睡眠をしっかりとることは純粋に気持ちが良いですし、心身がリフレッシュされ、活力と気力が充実します。それでこそ、また禁煙がしっかり続けられるというもの。
ちなみに睡眠不足は喫煙欲求を増幅させますからね。禁煙中は確実に避けてください。
さらには寝ている時間はそのままどんと禁煙の達成時間として乗っかりますし、それがまた禁煙のモチベーションにもなりますからね。
禁煙において一石何鳥にもなるのが睡眠ということはまず覚えておいてください。
あとは自分の好きなことをするということですね。
タバコが吸いたいと気持ちがそわそわしたときには何もしないの一択ですが、長い禁煙期間においては自分の好きなことをあえてやるということも効果的です。ずっと寝ているわけにもいきませんしね。
ゲームや音楽、映画、食べることなど、自分の好きなことは間違いなく禁煙中の役に立ちます。
だからこそあえてやるならこれという好きなものをいくつか持っておくこともおすすめしておきますね。
おわりに
今回は以上ですが、何もしないからといって、目の前の仕事や大事な用まで放り出してしまっては別の問題が発生してしまいますからね。
あくまでも喫煙行為に関係することは、もう何もしない、何もしなくてもいいんだよということです。
え、何もしなけりゃいいだけやん・・・。
あれ?何もしなけりゃ、それで禁煙達成やん。
これに気づいてからは禁煙がはかどりましたよ。
そもそもタバコを吸うという行為自体が、元々いらんこと(いらないこと)だったんですよね。
いらんことはもうせんとこうや。そのほうがラクでええで。(何弁や!)
ということで、禁煙中にそわそわしたときには「何もしない。何もしなくていい。何もしなければいいだけ。」これを忘れずに唱えてくださいね。
なっ!?やけくそのパルプンテはやめて!!^^;
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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