「禁煙を続けているけど、どうにも落ち着かないなぁ・・・」
それはタバコへの心理的依存がまだ続いているのかもしれませんね。
禁煙後に訪れやすいタバコへの心理的依存とは、禁煙直後から身体に現れるいわゆるニコチン切れの離脱症状とは別に、時間が経ってもいつまでもなんとなくタバコのことを思い出したり、ふとしたときにやっぱりタバコを吸いたくなってしまう、心の問題ともいうべき症状のことですね。
禁煙直後からの数日から数週間程度、身体的につらいニコチン切れの離脱症状をうまく乗り越えたにもかかわらず、数か月から半年後に、また失敗してしまったという人が後を絶たないのは、このタバコへの心理的依存が関係していることが考えられます。
この心理的依存をどうにか乗り越えること。
これこそが禁煙の要と言っても過言ではありませんからね。
ということで今回は、禁煙後のタバコへの心理的依存はいつまで続くのかということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
タバコへの心理的依存はいつまで続く?
結論から言いますと、短くて3か月から半年、長くて半年から1年程度ということが多いですね。
これは僕がデータを取ったわけではないので、あくまでも目安の数値として見ておいてもらいたいのですが、僕自身も含め、いろんな人の禁煙後の声を聴いていると、おおむねこの辺りの期間で心理的にも禁煙が落ち着いてくる、つまり禁煙がより定着してくる人が多いと思われます。
もちろん場合によっては3年、5年、10年、いや、一生続いているよ!なんて人もいるかもしれませんが、そこは本当に人それぞれだと思いますので、あくまでも参考に、平均的にはこのぐらいという一応の目安にしてもらいたいです。
目安となる数字が何もないとなると、それはそれでまた不安になってしまいますからね。
とはいえ、半年や1年はちょっと長くないか?それまで持ちこたえられんぞ!と考える人も出てくると思いますので、今回は僕の経験談も含めてその辺りのことを詳しく解説していきますね。
僕の禁煙の事例
僕の場合もやはり半年から1年あたりの禁煙期間を経て、ゆっくりとこの心理的依存は薄れていったと記憶しています。
ちなみにはっきり言いますと、完全に0となるには、本当に一生かかるといっても間違いではないとも考えています。
というのは、僕たちは一度ニコチン依存症になってしまっている以上、完全にタバコを吸ったことがない人には戻れませんし、脳も元通りにすることはできないからですね。
何年経ってもタバコを吸う夢を見ることだってありますし、ふとした瞬間にタバコを吸っていたころを思い出したりすることもあります。だからといってもちろん吸いませんけどね。
ここでは、どうしても堪えきれなくなるような心理的負担が無くなるまでの期間はどの程度なのかということで話をしていきます。
禁煙は続けられているけど、一日に何度もタバコのことを考えてしまうとか、ちょっとイライラしてしまって危ない瞬間があったとか、そういったまだかなり不安定さが見て取れるような状況が、時間を経て少し落ち着いてくるころをイメージしてもらえればいいかと思います。
もっと言えば、タバコを吸わないことが習慣化されてきたなと感じられるころともいえますね。
この習慣化というのがポイントで、今までタバコを吸う習慣があった人がタバコを吸わないという別の習慣を身につけるための期間として、この3か月から半年程度、あるいは半年から1年程度の期間が必要になることが多いという話をしています。
これはたとえば筋トレやジョギングなどの運動を習慣にしようとするとおよそ3か月程度を要し、さらにはポジティブシンキングや論理的思考など、思考の習慣を定着させるならばおよそ半年を要するという実験データも非常に参考になります。
ちなみに禁煙は習慣化するのにおよそ3か月程度かかるといわれていますが、これをここではあえて身体的依存と心理的依存に分けて考えるならば、やはり心理的依存のほうが期間としては長くなることが通常だと思いますので、僕はもう少し長めの期間で考えるようにしているというわけです。
あまりにも禁煙が続かないのはそれ以前の問題
なんとかかんとか、禁煙を一週間、一か月と続けた。しかし、もう我慢の限界だー!というようなことを何度も繰り返しているのだとすれば、それは禁煙のやり方そのものに問題があることが考えられます。
いわゆる我慢と根性の禁煙ですね。
性格的にそれが向いている人というのもいるのでしょうから、それはその人にとって一番やりやすい禁煙方法でやったらいいわけですが、結果としてそれでは続けられていないという人は、一度禁煙のやり方から見直してみることをおすすめしますよ。
タバコに対してまだまだ誤った認識をしているうちは、そりゃ禁煙は苦しいものになりますからね。
まずはタバコのことをしっかり理解して、禁煙しやすい環境を手に入れるところからやってみてください。(以下参考記事)
タバコのこともしっかり理解している、喫煙のデメリットもしっかり認識した。それでもどこか、ふとしたときにタバコのことを考えてしまう、そんな心理的依存状態が確かにあります。
しかしここまでを含めて乗り越えて行くことが、すなわちあなたの禁煙をゆるぎないものにしていくということです。
本当にゆっくりゆっくり、ちょっとずつちょっとずつ、本当に徐々にではありますが、タバコが無いのが当たり前と化した人生であることを、ふと感じられる日々。そこに至るまでの一つの目安がおよそ半年、1年くらいというわけですね。
おわりに
僕自身、現在禁煙をして3年以上が経過していますが、いまだに何かのタイミングでタバコのことを思い出すことはあります。映画の喫煙シーンを見たり、コンビニでタバコを吸う人を見たりしたときなんかにですね。
しかしその頻度やタバコへの欲求の強さというのは、禁煙当初とは当然比べ物にならないほどの弱いレベルですし、禁煙後半年から1年目のころと比べても、より余裕が感じられています。
付け加えて言うならば、これも当然ですが、ある日を境にはっきりと「心理的依存がなくなったぞ!」なんて日があったわけではないし、いつかどこかの時点で何かが確定されたというわけでもありません。
何度も言いますが、本当にゆっくりと、徐々に、しかしそれでも着実に、タバコへの心理的依存は薄れてきたんだなというのが本音です。
とはいえ、依存症は一生ものなのですから。これだけは絶対に僕たちは忘れてはいけませんからね。
禁煙1年目には1年目の心理状態、3年目には3年目の心理状態、10年目には10年目の心理状態というものがあるというだけの話なのかもしれません。
そういった意味では、僕も今禁煙を始めた人も、そう大差はないのでしょう。
だからこそお互い今後も油断しないようにいきましょうね!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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