「またタバコを吸う夢を見たよ・・・。」
禁煙中はとにかくタバコを吸ってしまう夢をよく見ます。
それが単なる過去の記憶によるものなのか、あるいはニコチン依存症となってしまった脳や体への後遺症とも言えるものなのか、はたまたそのどちらでもあるものなのかは定かではありません。
ただ一つ言えることは、これが本当に禁煙あるあるな話ということですね。
禁煙を始めた多くの人が、タバコを吸ってしまう夢を見るという経験をします。
実際に僕も決して毎日というわけではないですが、禁煙開始当初では1~2週間に一度程度、禁煙に慣れてきた3か月目以降でも、1~2か月の間に1回程度の頻度でタバコを吸ってしまう夢を見ていました。
あくまでも夢の話なので、よく覚えていないものも含めると実際の数は分かりませんけどね。
そしてなんと禁煙から2年以上が経過した今でもなお、2~3か月に1回くらいはこの夢を見てしまうという現実。
「あ、これは一生続くな・・・。」
今は素直にそう考えています。
というか依存症なんてそんなもんです。
依存症の治療にそもそもの期限なんて無いですし、どんな依存症でも一度なったら一生付き合っていく、依存の対象となるものに関しては最低限一生気をつけて生活していく、ということに変わりはありませんからね。
どうやったらこの夢を見ないようにできるか、ということもテーマとしては面白いところですが、現実的には難しい話でしょう。
それならば、この夢はもうどうしても見てしまうものと考え、そのような夢を見てしまったときにどう対処するかということを考えておいたほうが良いのではないかと思うわけです。
夢を見たことをきっかけにタバコを吸いたいという欲求が湧いて、そのまま禁煙失敗に繋がってしまっては目も当てられませんからね。
ということで今回は、禁煙中のタバコを吸ってしまう夢への対処法について書いていますので、一緒に見ていきましょう!
タバコを吸う夢への対処法
禁煙中にタバコを吸う夢を見ると、夢の中で酷く慌てたり後悔したりしますよね。
そして目が覚めてからもホッとした反面、何となく気分がすぐれない、というか夢がやたらリアルすぎて、夢の中で吸っていたシーンやタバコの銘柄までもがなかなか頭から離れない。
本当によくあることです。
だからこそそのときの対処法として、ぜひ以下のことをあらかじめ考えておいてください。
・なるべく思い返さない
・禁煙できていることを喜ぶ
順番に行きましょう。
好きな飲み物を飲む
まずは物質的な対処法ですね。
タバコを吸ってしまった夢から目が覚めた後は、何となく嫌な気分になっていたり、焦りや慌てていたという感情から、少し落ち着かない気分になっていることがあります。
そんなときはまず、自分の好きな飲み物をたっぷりと飲みましょう。
単純に寝起きの水分補給として水やお茶をがぶ飲みするのもいいですが、ここではあえて自分の好きな飲み物というのがポイントです。
ちなみに僕の場合はカフェオレです。
アイスでもホットでも、無糖のコーヒーに牛乳を入れてたっぷりと作り、それを飲みます。
タバコを吸ってしまった夢を見たときって、何となくのどが渇いていることが多い気がするんですよね。
もちろん寝起きなのである程度のどが渇いているということは普通にあります。しかしそれ以上に、何となく、それこそ感覚の問題かもしれませんが、特にのどが渇いているときが多い気がします。
というより、目覚める直前に体が感じているのどの渇きが、ある種の渇望感となって喫煙欲求のようなものを連想させているのではないか、だから起きる直前にタバコを吸う夢を見やすいと。そんなことすらも考えています。
本当のところは分かりませんけどね。
いずれにしてもタバコを吸う夢を見て起きたら、まずは自分の好きな飲み物を飲むということです。
さらにここをもっと強調して言えば、タバコを吸う夢を見たときに迷わず飲める好きな飲み物を常に用意しておくことです。
これにはいくつかの大きな効果があると僕は考えています。
純粋に渇いた身体を潤して機能的にする身体的効果、好きな飲み物の味や香りで気分を落ち着かせる精神的効果のほかに、一番大事な喫煙欲求などと戦わなくてもいい、変な迷いや寝起きの頭が回らない状態のときにあれこれ思考しなくてもよくなるという心理的負担の軽減効果です。
もっと分かりやすく言えば、何にも考えないでとにかくこれを飲むと決めておくことです。
タバコを吸ってしまった夢を見たときに、もうすでにそれに慣れている人はいいですが、禁煙を始めて間もないころにはどうしてもその夢に惑わされてしまうということも考えられます。
つまりタバコをたとえ少しでも吸いたいと思ってしまうことですね。
寝起きの頭が冴えない状態で、夢の中のリアルな自分の喫煙シーンや懐かしいタバコの銘柄が頭の中をぐるぐると回り続けている。この状況はよくありませんよね。
だからこそ、タバコを吸う夢を見て起きた後は、何も考えずに機械的に冷蔵庫に行って好きなアレを飲むとあらかじめ決めておくのです。
もやもやした気持ちや喫煙欲求との葛藤、悪魔のささやき。そんなものをさっさとスパッと断ち切るためですね。
迷ってはいけません。落ち込む必要もありません。夢はただの夢、さらにあらかじめそんな夢も禁煙中にはたびたび見るものだということもあらかじめ想定しておき、そんなものにいちいち心揺さぶられることなく淡々と禁煙を続けていきましょう。
まさにその【淡々と】という意味で、タバコを吸う夢を見たら何も考えずに好きな物をたっぷり用意して飲む、それでサクッと終わりと決めておくのです。
無駄に喫煙欲求と戦ったり葛藤する時間が減って良いですよ。
なるべく思い返さない
先ほどの何も考えずに飲み物を飲むという対処法と繋がるところでもありますが、次に上げるのが見た夢をなるべく思い返さないということです。
普段見る夢はすぐに忘れてしまうのに、タバコを吸ってしまう夢を見た後は、そのリアルさからなのかショックの大きさからなのかは分かりませんが、結構起きた後もしばらくの間鮮明に覚えていることがあります。
「さっきのシーンはあの場所だったな」、「あいつらと吸ってたな」、「あの銘柄のタバコだったな」、「かなり後悔していたな」などと、見た夢を何度も何度も繰り返し思い返すことはやめましょう。
それこそ変に記憶に定着してしまう可能性がありますし、禁煙を決断した心にとって良いことは何もありませんからね。
別に忘れよう忘れようと考える必要もありません。
僕の場合はいつも一言、「はいはい、どうでもいいわ」で片付けています。
で、その後カフェオレですね。(笑)
禁煙できていることを喜ぶ
最後にこれも重要なポイントですが、禁煙できていることをあらためて喜ぶことです。
上記の2点とセットで考えておいてください。
タバコを吸う夢を見たら、なるべくその夢を思い返すことはせず、さっさと飲み物を飲んでくつろぐ。
そして夢を見て焦ったり慌てたりしていた気持ちが落ち着いたら、あらためて今自分が禁煙を継続できていることを喜び、たたえ、誇りましょう。
つまり自分で自分をしっかり褒めるということですね。
これが結構大事です。
これを繰り返すことによって、タバコはもう自分には必要のないものという認識が強まっていきます。
同時に意志もより強固になっていきますし、やがてそれは習慣を作り自分の中の常識となっていきます。
タバコを吸わない自分が当たり前になるということですね。
タバコを吸うのが当たり前だった過去の自分から、タバコを吸わないのが当たり前である自分へと変えていくための大事な作業と言っても過言ではないですね。
おわりに
禁煙中、タバコを吸ってしまう夢はどうしても見ることがあります。
しかしそんな夢にいちいち心惑わされることなく、淡々と禁煙を続けていきましょう。
そのためには事前の心構えと準備が大切ということですね。
- タバコを吸う夢は見るものと知っておくこと
- 夢を見た後はこれを飲むとあらかじめ決めて準備しておくこと
- 見た夢はさっさと忘れること
- タバコを吸わないでいられることを喜ぶこと
まとめるとこのようなところですね。
ちなみに僕の経験上ですが、禁煙に慣れてくると同時に、タバコを吸う夢を見ることにもどんどんと慣れていきましたからね。
そんなもんだ、ということでご参考に。^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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