「何度やっても禁煙に失敗してしまう・・・。」
そんなあなたにぜひやってほしいことがあります。
それは、禁煙日記をつけることですね。
具体的に言うと、自分の禁煙に関する記録をきちんととりましょうということです。
禁煙日記、禁煙記録、色んな言い方ができますが、このブログではこれらのことを主にレコーディング法と言っています。
とにかく禁煙を失敗してしまったときの状況や理由、後悔した気持ちも、さらには逆に禁煙中に自分にとって良い効果があったことや物など、自分自身の禁煙に関するあらゆる記録をとっておくことが大事です。
理由は、とにかく人は忘れやすい生き物だからですね。
禁煙初期の苦労も熱意も、はたまた禁煙失敗時の重大な後悔も感情も、時間が経てば記憶は少なからず薄れていってしまう。
それが禁煙失敗を繰り返す原因だとしたら?
やってみる価値はありますよね。
本気で禁煙するつもりなら、やれることは全部やってみましょう。
あなたがもし何度も同じ過ちを繰り返してしまうということに、うんざりしているのならばなおさらです。それを繰り返さないための対策を真剣に考えましょう。
ということで今回は、禁煙失敗を繰り返す人が絶対にやったほうがいい、禁煙日記をつけるということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
禁煙日記をつける
禁煙日記をつける、つまり自分自身の禁煙の記録をとるということですが、その具体的なやり方や各項目については過去の記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてください。
ここでは主にその日記の中身の細かい部分について触れていきたいと思っています。
特に僕が実際に書いてきた内容を見てもらうことで、今後のあなたの参考になることがあるかもしれません。とにかくあらゆる可能性を探っていくことが目的です。
それでは僕の日記の中から、特に今回は禁煙失敗時の記録について書いていきますね。
禁煙失敗時につけた日記
僕が過去に禁煙を失敗したときにつけた日記には、久しぶりに吸ったタバコの味や、自分の身体に起こったリアルな変化や感情について、以下のように詳細に書かれています。
久しぶりに吸ったタバコの味
とにかく常時喫煙していたときの味とは違って、うまいとは思わない。ただ、若いころに初めてタバコを吸ったときの味を思い出す。(せっかくそれだけ身体が回復していたのにと思う)
からいような苦いような独特の味で、味覚に意識を集中してみると、どうにも煙が埃(ほこり)くさくドライに感じる。
さらに舌先やのどにピリピリとした刺激を感じ、口の周りや鼻の奥にいつまでもまとわりつくいぶりくささに、だんだんと気持ちが悪くなってくるだけ。つまり、まずい。
とまあ、こんな内容のことを書いていますね。
なぜこれを記録しておくことが重要なのかと言いますと、次にまた同じシチュエーションになったときには、どうせ自分はまた同じ感想を持つことになるからです。
つまり、再度禁煙にチャレンジして、その後またもやタバコを吸いたくなってしまったときに、すかさずこのメモを読み返すことで、「ああ、どうせまた同じことを思うだけだな」という確認が常にできるわけですね。
禁煙においては、これが本当に大事。
何度も何度もおんなじことを繰り返し、何度も何度も経験してすでに答えが出ていることを、また何度も何度も試す自分の愚かさに嫌というほど気がつければ、禁煙は成功に近づいていきます。
大事なのは、もう答えが分かりきっていることを絶対に忘れないこと。
僕はその後の禁煙において、こういった過去の自分が書いた感想を、忘れないように何度も何度も読み返していましたし、禁煙中にタバコが吸いたくなった瞬間にも、すぐにスマホのメモアプリを開いて反すうしていました。
しかもこれがちょうどタバコが吸いたい衝動の置き換え行動にも繋がりますし、喫煙欲求が過ぎ去るまでの数十秒の間で、いつでも読み込むことができますからね。
まさに自分で作る、自分専用の禁煙のお守りともいえる存在となるわけですよ。
人はとにかく、忘れるから、同じ過ちを繰り返す。
大事なことをいかにして忘れないようにするか、ということが今回の大きなポイントです。
そしてですね、次に挙げる、久しぶりに吸ったタバコで僕の身体に起きた異変、これがまた僕の中では、タバコの味以上に忘れてはいけない記録となっていますので、ご紹介しましょう。
久しぶりのタバコで起きた身体の異変
完全なダウナー状態。(薬物作用が起こっている状態)
目を強く閉じ、眉間にしわを寄せ、顔をゆがませ、うつむき、頭がぐわんぐわんと痛みながら揺れるのを治まるまでじっと待つ。
鼻やのどにタールがまとわりつく感覚、体中の血管に有害物質が流れ込む感覚。そして口の中のひどい不快感に、唾を吐き出さずにはいられない。さらに気持ち悪さから吐き気を催し、よだれがダラダラと口の中に溢れ出す。
このように、油断したら嘔吐しそうなほどの体調不良に陥るだけ。
これが数か月から半年間タバコを吸わずにいて、とうとう吸ってしまったときの僕のリアルな体調の記録です。
いわゆるヤニクラが全開で出ている状況なわけですが、あれは決して軽視してはいけないものだと思っています。
相当人体にとって良くないことという意味です。
立て続けにさらに数本タバコを吸ってしまえばその感覚は落ち着いてはいきますが、それはあくまでも身体がタバコの害に順応し始めているだけ。
最初の一本の身体への衝撃が、タバコの害そのものの威力である。
そう考えておいたほうがいいです。
相当、身体にとって良くないことが起こっている。
そのことを絶対に忘れないように、僕はまたこうやって書きしたためているというわけですね。
何度試しても、次もまた同じ結果になるだけ。そしてそれは本当に身体にとって良くないこと。特に歳をとればとるほどに。寒い冬の風呂場でのヒートショック同様に気をつけなければならないと。
こういったことを禁煙中いかに忘れずにいられるか、いや、いかに一生忘れずにいられるかが大事というわけですよ。
自分がリアルに体験したことを、絶対に忘れないようにすることが大切。
そのための禁煙日記(レコーディング)というわけです。
おわりに
今回は僕の体験談と、それをもとにして作った禁煙日記の中身についての話でした。
何度も言いますが、大事なポイントはいかにして自分の経験を忘れずにいられるか、そしていかにしてその経験を自身の禁煙に役立てていくかということですね。
こういった自分だけの日記やメモをしっかりとっておいて、いつでもどこでも読み返せるように工夫してみてください。
スマホのメモアプリなどは、いつでもスマホが手元にあると思いますので特におすすめですね。
禁煙中にタバコが吸いたくなったら読み返す、ゆっくり落ち着いているときにも読み返す、日々忘れないように読み返す。
そうすることによって、記憶は薄れるばかりか、だんだんとあなたの脳に定着していきます。
それが、あなたの認識を変えるということです。
タバコなんて自分には必要の無いものなんだという認識ができるまで、諦めずにやっていきましょう。
禁煙にはこういった作戦も大事。
また一緒に作戦会議をしましょう!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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