「はぁ・・・また・・・やってしもうた・・・。」
残念ながら禁煙が失敗に終わってしまったとき。
ひどく落ち込むこともありますよね。
それでも、あなたが本当に禁煙をやり遂げる気なのであれば、決してここで諦めずに再度チャレンジしてほしいのです。
禁煙が失敗してしまうこと自体は決して珍しいことではありません。僕も何度も経験してきたことです。
ただ、禁煙が不本意ながら失敗に終わってしまったときにこそ、そのまま意気消沈して元の喫煙者へと戻っていくのか、それとも、その失敗を糧に次こそは成功させるぞと奮起するのかによって、最終的な結果は変わってくるものと考えています。
絶対に諦めないこと、挑戦し続けること、その先にしか成功はないのですからね。
そしてこう言ってはなんですが、ぶっちゃけ禁煙を失敗しても元の自分に戻るだけですよね。誰かに何らかのペナルティを課せられることもありません。
禁煙は言ってしまえば何度失敗しても、何度チャレンジしても別に良いわけです。
ただ、チャレンジ、失敗、チャレンジ、失敗、チャレンジ、失敗、ときて、最後に失敗!で終わらせたまま人生を終えるのか、それとも最後には成功!で終わらせ、その先の人生を快適に送るのかは完全にあなた次第、ということです。
禁煙を失敗したときにこそ、どうするのか。
これはものすごく大事なことですからね。ぜひ一緒に考えていきましょう。
ということで今回は、禁煙中にタバコを吸ってしまったら必ず意識すべきことについて書いています。
禁煙失敗時に意識すべきこと
残念ながら禁煙に失敗してしまった。それはもう仕方がありませんね。問題は、そのときどうするか、何を考えるか。それによってその後の結果が変わってきます。
具体的には以下のようなことをあらためて考える、意識することをおすすめします。
・身体に起こる反応を意識する
・自分をしっかり客観視する
順番に行きますね。
久しぶりに吸うタバコを徹底的に意識する
まず、禁煙中にどうしても耐え切れなくなって吸ってしまったタバコ。そのタバコの味、吸う仕草、感覚を徹底的に意識してくださいという話です。
大抵最初の1本は、過去にタバコを吸っていたときとは違う味がしますよね。
これを「おえ・・・まずい」と感じる人もいれば、「やけに・・・くさい」と感じる人もいます。ただ、ほぼ間違いなくその1本でとめられることはないので、2本目、3本目と手を出していきます。
そうすると、「なんか懐かしい味がする?」とか、「あれ?やっぱりおいしい・・・?」というふうに、味覚や脳が感じ始めます。そうなるともう早いですよね。元の喫煙者に戻るのは。
だからこそ、ここを徹底的に意識してほしいという話です。
最初の1本目のタバコの味、それが本来のそのタバコの味であり、煙たさであり、埃(ほこり)くささです。つまり、もともと美味しい食べ物のような物品でもなければ、花のように高貴な香りがする代物でもない。
ただただ、燃やす葉っぱにたっぷりと化学物質を吸い込ませてある、有害物質まみれの汚染物。
それを「おいしい、おいしい」などとと感じてしまう、自分の感覚の恐ろしさ、ニコチン中毒者、ニコチン依存症者たる自身の脳と身体の反応、これらを徹底的に意識してみてください。
これが、いかにヤバいことか。と。
ちなみに僕がよく意識してやっていたことは、ここでどうせ吸うなら、いつも吸っていたタバコとは違う、明らかにクソまずいタバコを選んで吸うようにしました。
「こんなクソまずいものを、お金を払って買ってきて、また始めんのかよ、バカが。」
そう自分に言い聞かせるため。そして、そんなバカ野郎な自分の身体に、タバコがいかにまずいものかを徹底的に教え込ませるためですね。
タバコなんて、おいしいものじゃないんですよ。そもそも。ただ、依存症者なので、おいしいと感じるようになっているだけ。
そこを徹底的に意識してみましょう。
そしてもう一点、いつもとは違うほうの手で吸う。あるいは、いつもとは違う場所で吸う。
こういったことも、自分が今何をやっているのかということを、より明確に自分自身に認識させる効果があります。
ぜひ合わせて試してみてください。(いや、まあ吸わないに越したことはないんですけどね。どうせ吸うならですよ。)
身体に起こる反応を意識する
次に意識することは自分の身体の反応です。
タバコを何本か吸えば、またすぐにおいしく感じるようになってしまう。それは元喫煙者、つまりニコチン依存症者なら当たり前の反応です。正直もう試す必要も無いでしょう。
それよりも、さらに前述した内容と合わせて確実に意識してほしいのが、タバコを吸うことで自分の身体に起こる異常反応です。
僕は過去に、禁煙を失敗してタバコを吸ってしまったときに感じたことや後悔した感情をメモしていますが、そこにはこのように書いてあります。
こ・ん・な・も・の・が!からだにとって良いわけがないやろがい!!
これをいかに認識するか。そしていかに忘れないようにするかですよ。
だから僕はいつも禁煙には日記やメモをつけることを推奨しています。こういったことは一生忘れてはいけません。人間は大事なことでもすぐに忘れてしまいますからね。
身体は正直です。もう、身体にとって害があると分かっているものを、自分の身体に送り込み続けることはやめてあげましょう。自分をいたわってあげましょう。
自分で自分を虐待する行為はやめましょう。
こういったところをぜひ意識しきってみてください。
自分をしっかり客観視する
最後になりますが、自分をしっかり客観視することです。
これも禁煙において非常に大事なことなので、必ず意識してください。
前述したように、こらえきれなくなって再びタバコに手を出してしまった。
これほどまずく、そして明らかに人体に有害であることが認識できるものに対してお金を払って。
「また・・・やってしまった・・・」、「もうやめるとあれほど誓ったのに・・・」、「ああ・・・やめたいのにやめられない・・・」
完全に薬物依存症者ですよね。
法律の問題以外に。麻薬や覚せい剤の依存症患者と何が違うのよ。
僕はそう考えるようになってから、本当に自分に危機感を覚えましたし、真剣に依存症と向き合うことを考えられるようにもなりましたよ。本当に笑えない。他人ごとではない、とね。
どうしてもこらえきれず、やめられず、何度も手を出し、あげくはよだれを垂らしてうつろな目でぐったりしている。それが僕を客観的に見た状況ですよ。
愚かさ、みじめさ、虚しさ、あほくささ。そういったものを僕は嫌というほど感じました。
そしてそういった感情や認識が募れば募るほど、自身の禁煙の糧になっていきます。だからこそ、ここを徹底的に意識してもらいたいという話です。
すでに禁煙に成功している人の中には、この自分を客観視し続けた結果として、心からもうやめようという決断に至ったという人は多いです。
真剣に自分のことを考え抜いた結果ともいえるでしょう。
「もういいわ、どうせ俺には無理無理」と言って、諦めるのは簡単です。何事もそうしたほうがラクですからね。
そういった人は、大抵僕のブログをここまで読みません。それほど真剣ではないからです。必死ではないからです。
ここまで読んでくれたあなたは、それだけ自分のことを必死に、真剣に考えている証拠。
失敗は成功のもと。
それを信じて、あらためてチャレンジしましょう!
おわりに
実際に禁煙は、何度かトライした末にようやく成しえることができたという人も多いです。
僕も今のところそのクチですね。
そしてその背景には、こういった意図的に意識してきたことが、すごく自分自身の禁煙の役に立っていることが多いという話でした。
禁煙を失敗してしまったのは確かに残念ですが、それを乗り越えて、それを糧にして、最終的に成功させるかどうかは、完全にあなた次第です。
禁煙のために、やれることは全部やる。
その覚悟があるのならば、ぜひ僕のように今感じたことや学んだことをメモしたり、記録に残していってください。必ず、あとで自分自身の役に立ちますよ。(こちらの記事も参考に)
それではたくさん書いて疲れたので、僕は今から健康的にダウン(爆睡)しますね!
おやすみなさ・・・グウ(-_-)zzz
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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