「タバコはやっぱり子供に悪影響だよね・・・」
確かにそうですね。僕もこのことはかなり実感しています。
というのも自分にも子供がおりますが、子供の出生から幼少期、そして青年期に至るまでを見てきたうえでも、やはりタバコが子供に与える影響はかなり大きいと考えているからです。
それは決して健康面だけではなく、子供の将来の関連性においてもですね。とにかくタバコの存在というのは常に気をつけていかなければならないものだと思っています。
子供とタバコについて、あらためてよく考えてみませんか。
ということで今回は、タバコが子供に与える影響は計り知れないということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
タバコが子供に与える影響
タバコは子供に悪影響であるということは多くの人が理解しています。しかしそれは子供が生まれる前の話のことをいうのか、それとも子供が小さい間の話なのか、はたまた子供の将来の話なのかということをあらためて考えてみましょう。
ちなみに僕は一生の話だと考えています。
子供の一生に影響するという意味です。
今回はそのことについて詳しく解説していきますね。
・子供の幼少期の影響
・子供の青年期の影響
・子供の一生の影響
順番に見ていきましょう。
子供が生まれる前の影響
タバコが子供に与える悪影響という話は、まず多くは子供が生まれる前から出産時の影響について語られることが多いですね。
妊娠中の母親の直接の喫煙や、父親からの受動喫煙が胎児に多大な悪影響があることは広く知られています。流産や早産、低出生体重児の可能性を上げ、その後の発育にも影響が出る危険性があることが分かっています。
もしあなたが将来子供が欲しい、あるいはすでにその予定があるというかたならば、タバコが子供(胎児)に与える影響は思っているよりとても大きいということを理解しておいてください。
ぜひ計画的に禁煙をして、自分も子供も元気でいられるように頑張りましょう。
もちろんお父さんもね。
子供の幼少期の影響
子供が生まれてから幼少期にかけても特に注意が必要です。
授乳期間中は言うまでもなく、母子共に健康上の悪影響を招きます。
また、子供が幼少期に特に気をつけなければいけないのは、タバコの誤飲ですね。
僕も子育てをしてきた中で、周囲の家庭で子供がタバコを誤飲したという話はやはり残念ながら聞いたこともあります。幸い大きな問題にはなりませんでしたが、同じく子供がいるにもかかわらずタバコをやめられていなかった僕としては「ハッ」とさせられる出来事でした。
いくら子供の手の届かないところにタバコを置いているつもりでも、子供の成長というのは驚くほど早いものです。
つかまり立ちをして、「まさか」と思うものを手に取っていたりとか、それをすぐに口に運んで食べようとすることなど日常茶飯事になります。
やはり家の中のどこであろうとも、その場にタバコなんて間違いなく無いほうがいいです。万が一のことを考えたらね。このことも十分に知っておいておいてください。
特にジュースの缶に水を入れて灰皿代わりにしていたりといったことは危険極まりないです。あとは誤飲とは違いますが、ライターやマッチによる事故、火災ですね。これらは本当に注意してください。
さらには親や家族がタバコを吸うことで、子供が様々な病気にかかりやすくなるということも分かっています。
気管支炎や肺炎、喘息、中耳炎というのは代表的なものですが、タバコの煙にはたくさんの有害物質が含まれていますので、あらゆる病気のリスクを上げるということは理解しておきましょう。
子供にとってリスクはあっても、何一つ良いことは無い。
それがタバコというものですね。
子供の青年期の影響
タバコが子供に与える影響が大きいのは、なにも胎児や幼児のころだけではありません。
むしろ今回はこの青年期に特に着目して考えたいとも思っていたくらいなんですが、タバコを吸う親を見て育った子供は、やはり同じく喫煙者となりやすいという話ですね。
両親共に非喫煙者の家庭で育った子供と、父親か母親が喫煙者、あるいは両方とも喫煙者の家庭の子供の場合では、およそ2倍ないし3倍程度子供の喫煙率が上がるというようなデータもあり、やはり親の喫煙する姿を見て育った子供は喫煙者となりやすいということが言えます。
なにを隠そう、僕もそうですからね。
やはり親(父親)が喫煙者でしたし、その親(祖父)もまた喫煙者でした。時代背景もありますが、親戚にもタバコを吸う人は多かったです。
それを見て育った僕や兄弟たちは、やはり喫煙の心理的ハードルが下がってしまうのですね、皆同じく喫煙者となりました。逆に上げるのはタバコに対する好奇心だけですよね。今ならそのことが本当によく分かります。
子供のころはタバコの煙を煙たがっていても、しっかりとその情景は心の奥深く、あるいは潜在意識に刻まれていくわけです。
そしてここでもっと想像をしておかなければいけないのが、喫煙の経験の先にある、その他の薬物への移行の可能性です。これも僕は過去にたくさんの事例を見てきましたので、自分自身もよく理解しています。
違法薬物に手を出してしまいやすいのは、やはり喫煙者が多いということです。(僕がやっているとは言っていませんよ)
煙を摂取するという行為に慣れてしまっていれば、他の何かを吸うという心理的ハードルもやはり下がってしまうことは納得できますよね。また、純粋にそういったものへの興味関心も湧いてしまいやすいのかもしれません。
とにかく子供に自分と同じ喫煙者となってほしくない、さらには違法薬物などに手を出してほしくないと考えるならば、やはり親がタバコを吸う姿を子供に見せるべきではないのです。
子供は本当に親の姿を見て育ちます。だから「嫌でも」似てしまうのです。
自分がタバコを吸いながら、子供には「こんなものを吸うなよ」などと真顔で言うことがいかに愚かで浅はかなことかということを理解しないといけません。
僕はそんな親父にはなりたくなかったので、禁煙を決意したのです。
自分のためだけではなく、子供の将来のことを考えたら、やはり早めに禁煙をするに越したことはありませんよ。
子供の一生の影響
若いころからタバコを吸い始めれば、それだけ長く依存症として人生を苦しむ可能性が上がります。
ましてや違法薬物に手を出してしまってはなおさらですよね。
タバコの最初の1本は1千万円の価値という言葉があります。
これは好奇心から吸った最初の1本のタバコによって、一生をかけて1千万円以上のお金を払うことになるよという戒めの意味を込めた言葉ですね。
親として、子供に人生の大きな負債とさらに大きな病気のリスクを背負わせたいと願うのか?僕が何度も自問自答してきたことです。その答えが禁煙です。
また、この言葉もぜひ覚えておいてください。
子供に残す最大の財産は、タバコを吸わせないこと。
僕はこの言葉がすごくしっくりきました。
人生の負債となることを自分自身の経験ですでに学んでいるならば、それを子供に受け継がさないことが何よりの財産であり、教育であり、僕が子供に見せられる「親父の背中」だと思うのです。
おわりに
子供のことを本当に思うなら、やはりまず自分がしっかりと禁煙をすることですね。
言葉に出さなくても、子供はそれ(親の姿)を本当によく見ています。
口だけでいくら「お前はやめとけよ」などと言うことにどんな意味があるのでしょう。その言葉と姿が逆に子供の信頼を損なうことにもなりかねないのです。
もしあなたが今、自分と子供とタバコのことについて考えているならば、この記事を参考にしてぜひさらに深く考える機会にして欲しいと思います。
子供を思う気持ちがあなたの禁煙の原動力になれば素晴らしいじゃないですか。
それによってあなたにも子供にもメリットしか生まれないのですからね。
それを考えている今が、あなたの禁煙のチャンスではないですか?^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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