「毎日ストレスが多いからタバコがやめられない・・・。」
まさしく僕も以前はそのように考えていました。
仕事の忙しさ、人間関係の悩み、家庭の問題、将来の不安・・・、生きていれば日々いろんな問題に悩みますし、それは大きなストレスとなりますよね。
「タバコでも吸わなきゃやってられないぜぇぇぇ!」(ヒャッハー!!)
・・・そう考えてしまうのもよく分かりますよ。僕も完全なるニコチン依存症者ですからね。
でもそんな僕が今現在2年以上もタバコを吸わないでいられるようになったのは、タバコはストレス解消なんかにはならないということに気がついたからです。
ストレスが溜まったから、タバコを吸う。タバコがなきゃダメだ。
まさしくこれがタバコに依存している状態ですね。
しかしそのタバコが、実はストレス解消になっているどころか、さらにストレスを塗り重ねているだけのものだとしたら…?
ストレスを解消してくれると信じて、高いお金を払って買わせていただいているありがたいおタバコが、実は逆に自分にストレスや病気や貧乏を運んでくるだけのものだと知ったら…?
その事実を知ったら。あなたはどうしますか。
僕は、やめましたよ。
あほくさくてね。
なんじゃそりゃって感じですよ。
冷め冷め冷めまくりなわけですよ。
そしてついには目も覚めましたよと。
ナイスですね。
あなたも本気で禁煙を成功させたいならば、このことは確実に知っておかなければいけません。
これを知らずに強引に禁煙を進めても、精神的な我慢やタバコへの未練から、ただただつらい禁煙となりましょう。
そうして多くのチャレンジャーが禁煙に失敗して脱落していくのです。
だからこそ、ここは禁煙成功のための超重要なポイントとなるんですよね。
ということで今回は、タバコにストレス解消効果など無いということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
タバコにストレス解消効果は無い
禁煙を成功させるには、タバコの真実を知らなければいけません。
自分の中の凝り固まった思い込みを一旦全部捨てて、正しい知識を持つことが禁煙成功のコツでもあります。
中でもこのタバコがストレスを解消してくれるという、本当に巧みで狡猾な【嘘】や【罠】だけは、真っ先に気づいて排除していかなければならない。それぐらい大きな問題であるということです。
あらためて結論からいきましょう。
タバコには本来のストレス解消効果はありません。
あるのはニコチン切れの禁断症状を一時的にやわらげる効果だけです。
それなのにタバコがストレス解消になるという話が独り歩きする理由は、ニコチン切れの禁断症状にさらされた喫煙者が、タバコを吸うことでその症状が一時的に治まる、その部分だけを切り取って、ストレスが解消した(気分が良くなった)と思い込み、伝えられてきたからです。
つまり最初からタバコを吸わない人には無い、ニコチン切れの禁断症状というストレスを喫煙者はタバコを吸うことで自ら作り出し、それを解消するために延々とタバコを吸っているわけです。
「でもそこは確かに、ニコチン切れのストレスだけは解消しているじゃないか」、そう言われるかもしれませんが、まさにそれ、その考え方こそが最強で最悪のタバコの洗脳なんです。
解消しているのはニコチン切れのストレスだけ。
本来のストレスのほうは何も解消されていない。
はい、まさにここ、ここに気づき、ここを理解しないと、禁煙はできません。
あえてニコチン依存症者の僕がこのことを詳しく解説しましょう。
まずタバコを吸う人間にとって、ニコチン切れというのは本当にヤバい状態ですよね。
思考は停止し、ありえないほどのイライラと焦燥感にさいなまされ、もはやなにもしたくない、何もできない状態におちいります。
それは瞬間的にはそれこそ食欲や睡眠欲に代表される人間の3大欲求をも凌駕すると言っても過言ではないほどの、強力な欲求不満(タバコへの欲求)を引き起こしている状況です。
その強力な欲求不満こそがまさに喫煙者にとっては多大なストレスとなるので、早くタバコを吸いたい、早くこのストレスを解消したいと考えて、急いで次のタバコに火をつけますよね。
そして「ふぅ~落ち着いたわい(ストレスが解消したわい)。」などと考えるわけですが、その今吸ったタバコが解消したストレスは、ニコチン切れのストレスだけだということに気がつかないと、いつまでも禁煙ができないですよと言いたいわけです。
次に本来のストレスについて考えていきましょう。
本来のストレス解消とは違う
あらためて考えてほしいのですが、僕たちが本来解消したいストレスというのは、冒頭にも書いたように仕事や人間関係、家庭の問題や将来の不安などから日々発生するストレスですよね。
これらのストレスを本当にタバコが解消してくれているのかどうかということを、よく考えてみてください。
例えば職場で嫌な人がいてストレスが溜まった。こんなときにはよくタバコを吸いますよね。
でもそのタバコは、職場の嫌な人によって溜まったストレスを解消しているのではなくて、やはりあくまでもニコチン切れのストレスのほうを解消しただけなんです。
だから本来のストレス解消に、なっていない。
他にも例えば、誰かと喧嘩をした、財布を落とした、スケジュールが思い通り進まなかった、楽しみにしていたイベントが中止になった、就職の面接に落ちたなどなど。
あらゆるところでストレスを感じるタイミングというものはありますが、タバコを吸ってもこれらのストレスは解消されません。
やっぱり、どこまで行ってもタバコが解消するのはニコチン切れのストレスだけです。
こう考えてみてください。
タバコを吸わない人にも僕たちと同じように、上に述べたようなストレスは日々起こります。
でも例えば一つ仕事でストレスが溜まったなと感じたら、自分の好きなことをしたり好きなものを食べたりして、そのストレスを直接解消します。
これに対して喫煙者はどうでしょうか。
仕事のストレスとニコチン切れのストレス。
人間関係のストレスとニコチン切れのストレス。
誰かと喧嘩したストレスとニコチン切れのストレス。
財布を落としたストレスとニコチン切れのストレス。
スケジュールが思い通り進まなかったストレスとニコチン切れのストレス。
楽しみにしていたイベントが中止になったストレスとニコチン切れのストレス。
就職の面接に落ちたストレスとニコチン切れのストレス。
いつでもどこでもニコチン切れのストレスとセットです。
つまりそもそもタバコを吸わない人よりタバコを吸う人のほうが、普段からストレスがあるということ。
タバコを吸わない人がストレスを1つ感じるとしますよね。
その場合、タバコを吸わない人はその1つのストレスを何かで解消することを考えます。
タバコを吸う人はそもそもストレスがいつでも2つ、そしてそのうちの一つは常にニコチン切れのストレスというわけですよ。
そしてこりゃたまらんとタバコを吸いますが、解消されるのは常に片方のニコチン切れのストレスだけですよね。
それもまた30分もすれば元のストレスに戻るというオチつき。
何度も何度もタバコを吸ってみても、本来の解消したいほうのストレスは解消されず残ったまま。
とにかくここに気がついてください。
そしてそれどころか、タバコを吸い続けることによる金銭面や健康面への悪影響から、さらに別のストレスまで作り上げていくという、もはや目も当てられない悪循環。
これらのことをあらためて見つめ直し、気づき、考えに考え抜き、悩みに悩み抜いて、最終的に僕が出した答えを言ってもいいですか?
「タバコ意味なくね!?」クワッ!
「てか、タバゴいらなぐねっ!?」クワワワ!!
これに気がついてからは、禁煙に納得できるのも早かったですよ。
タバコはニコチン切れのストレスを数十分おきに生むので、それをタバコを買ってきて消すだけ。
本来の生活の中で発生するストレスのほうには、何も効果がない。(これがタバコはストレス解消にならないという結論)
だからそもそもタバコをやめるだけで一つストレスは減るし、本来のストレス解消のための行動もしやすくなると。
「たた・・・、たったたタバッコいいいいららなぬねやはっ!!」カハアッ!!
もはやちょっとなにいってるかわからないかもしれませんが、僕の言いたいことは理解していただけていると思います。
本来のストレス解消をしよう
いくらタバコを吸っても本来のストレス解消には何もなっていなかったという事実。
これに気づけてから僕の禁煙もはかどり始めましたよ。
タバコがストレスを解消してくれているというのは、完全な思い込みだったわけですからね。
実際には、ストレスが溜まってイライラしたときに吸ったタバコが、ニコチン切れのほうのストレスだけを緩和する。それでも喫煙者はそこで少し気分が良くなったと感じてしまうものだから、「タバコにはストレス解消効果がある」と思い込んでしまう。
ああ、思い込んでいましたよ。僕もね。しかも思いっきり。
学生時代からイライラしたときには、「ほれ、タバコでも」と、お決まりの友達とのやり取りの繰り返しの中なんかでもね。長年培われてきた強烈な思い込みです。
その思い込みが間違っていたことに気がついてから、初めて禁煙ができるようになったというわけです。
そして本来のストレス解消についても考えておきましょう。
実際には以下のようなストレス解消法があります。
・瞑想をする
・軽い運動をする
・カラオケで大声で歌う
・映画や音楽を楽しむ
・おいしいものを食べる
・誰かと楽しく話す
・好きな場所へ出かける
・趣味に没頭する
・たっぷり寝る
人によって好きなことは違いますので、挙げればまだまだたくさんあると思いますが、ストレスが溜まったときの自分だけの駆け込み寺的なストレス解消法を持っておくと良いですね。
僕は好きなお菓子を食べながらゲームに没頭して、眠たくなったらひたすら寝るということを今でもよくします。
僕なりのストレス解消法ですね。
そしてこのときに解消されるストレスは、もうあのニコチン切れのストレスではなくて、本来のストレスのほうであるということ。
このことをしっかり認識しておきましょう。
この正しい認識を持つことが、本当に禁煙成功のカギとなるんですよ。
おわりに
最後にもう一度まとめますね。
タバコが本気でストレス解消になるなんてことを言ってしまっているうちは、そりゃ禁煙はできないはずですよ。
以前の僕がまるっきりそうでしたからね。
そりゃそうです。完全にそう思い込んでいる状態。だからタバコをひと時も手放せない状態。
それが依存症というものですから。
タバコの真実を知り、タバコに依存する気持ちが無くなったとき、それが禁煙できるときです。
一緒にニコチン依存症を克服しましょう!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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