「タバコが嫌いになればやめられるのかな・・・」
確かに、タバコが好きな人よりは、やめられる可能性は間違いなく上がりますよね。
実は僕もある意味、タバコを嫌いになる努力もしてきました。禁煙するにはそのほうが早いんじゃないかと思いましてね。
かといって、何もタバコを死ぬほど恨んでいるとか、絶対に許さないというような危なっかしい感情ではありません。タバコにハマったのは、そもそも自分の無知が原因ということも今ではよく理解していますからね。
例えるならばなんでしょうね。例えば好きな人がいるけど、様々な理由でどうしても諦めないといけないときとか?いや、ちょっと違うか。大好きなケーキをダイエットのために避けなければいけないとか?いやもっと分かりにくい。笑
とにかく、もともとハマっていたものをいきなり恨んだり、許さないぞと憤怒するような感情ではなくですね、いかにして「もういいか」と諦めにも似た・・・、そうだ、無関心といったほうがしっくりきますね。
いかにして無関心にできるかということで考えていきましょう。
好きの反対は嫌いではなく無関心という言葉もあります。
嫌いというと、まだその対象が自分の頭の中にあるということ、つまり忘れられないものとなってしまっているということですが、無関心というのはもはや頭の中にその対象の存在すらない、忘れられた存在、たとえふとそれを思い出したとしても、「ああ、そんなものもあったな」とさらっと言えるレベル。
よし、これですね。ここまで行ってしまいましょうか。タバコに関してですよ。僕はケーキが好きですからね。それは忘れてはいけません。
ということで今回は、タバコを嫌いになる方法について書いていますので、一緒に見ていきましょう!
タバコを嫌いになるということは
本気でタバコを恨んで、絶対に許さないと憤怒して、徹底的に排除してやる!なんてことを常時考えていたら、それはちょっと行き過ぎな部分も出てきてしまいますよね。というか、それでは自分が疲れてしまうでしょう。
嫌煙家という言葉もありますが、僕自身ももうタバコが好きではないので、ある意味嫌煙家といえるのかもしれません。
ただですね、さっきも言ったとおり、「好き」から「嫌い」もしくは「大嫌い!」へと短絡的に向かうのではなく、「好き」から「もう興味が無い」に向かったほうが、タバコを吸う人も吸わない人も、お互いにとって都合が良いんじゃないかと思いましてね。
というのは、はっきり言ってタバコなんて大きな産業、そうそうなくならないですよ。何百年も続いて来ているし、きっとこの先も色を変え形を変え、まだまだ続いていくことでしょう。
ただし、僕はもうそれには付き合わない。好きか嫌いかで言ったら、嫌いだから。
だけど、何度も言いますがタバコを別にそこまで恨んでいるわけでもないし、許さないと激昂しているものでもない。そこは何も怒るところじゃないですからね。ただただ、もう要らない。というか、関わりたくない。こちらから訪ねていかないので、そちらからも寄ってこないでという感じ。
ほら、嫌いは嫌いでもちょっとニュアンスが違うでしょ笑。なに?細かすぎて伝わらない?グヌヌヌ!ゆ、許さない・・・おおっと全然怒ってないですよ!ええと何の話でしたっけああタタタバコでしたね、そんなものもあったなぁ。(遠い目)
つまり、タバコの存在は受け入れつつも、もはや興味が無い、無関心、だから普段思い出すこともない、その状況がある意味ベストなんじゃないかという話なんですよね。
ということで前置きが長くなりましたが、次はその状態に移行するための具体的な方法について見ていきましょう。
タバコに無関心(嫌い)になる方法
タバコに無関心になるために、僕が考えてきたことや実践してきた方法は以下のようなものです。
・タバコに吸わされていることを知る
・タバコに対してうんざりするまで考える
・さらにうんざりするタバコの吸い方もある
順番に見ていきましょう。
タバコに対する自分のデメリットを考える
まずはタバコが自分に与えるデメリットをあらためて徹底的に考えることですね。
あなたがタバコをやめたい、やめようと考えている理由もおそらくここにあるでしょう。
お金の無駄だから、不健康だから、時間がもったいないから、においが気になるから、美容に悪いから、子供に悪影響だから、肩身がせまいから、吸う場所を探すのが面倒だから。
他にも、買いに行くのが手間だから、荷物が増えるから、掃除が大変だから、火の始末が気になるから、などなど。
正直まだまだ挙げられますが、問題はその中でもあなたにとってどういったことがデメリットだと思うかですね。そしてその思いが大きく強いほど、より確実に禁煙したいと考えるようになるでしょうし、その決意も固くなりやすいでしょう。
あらためて、あなたが思うタバコのデメリットを徹底的に考えてみてください。
そのデメリットを容認してまで、吸う価値が、タバコにはありますか?
これを自問自答し続けること。
これがまず一つ目の方法です。
タバコに吸わされていることを知る
例えば僕の場合、タバコには金銭的なデメリットや健康へのデメリット、他にも家族や子供たちへの影響や健康被害についてよく気にしていました。
「こんなデメリットがあるんだから、さっさとやめたほうがいいよな・・・」、そう考える時点で、すっぱりやめるべきですよね。本来であれば。
それが依存症のためにやめられなくなっている。
そうなるともうそれは自分がタバコを吸っているのではなくて、タバコに吸わされている状態、もっと言えば、タバコ会社に搾取される奴隷状態にあるともいえるわけですよね。
「いやいや、こんな情けねぇことはねえぞ」と。
「それでも僕はタバコが好きなんです」と笑って言えるのかと。
僕は笑えませんでしたね。自分の立ち位置を考えたら。
一刻も早く、こんなつまらん状態から抜け出したい、こいつ(タバコ)とは決別したいと。そう考えるようになりましたよ。
(さあ、タバコとの関係が不穏になってきましたね。)
タバコに対してうんざりするまで考える
自分がタバコをやめたほうがいいことが分かっている、しかし、依存症となってしまっていてやめられないということが理解できたならば、次にやることは、タバコのことをうんざりするまで考えることですね。
ポイントはうんざりするほどではなく、うんざりするまでです。
「マジでやめたいのにやめられない・・・勘弁してくれよもう!」、「ああ、いつまでこんなもん吸わなきゃならないんだ・・・!」などとね。
そこで本気でタバコをやめるなら、ぜひこのブログを読んでください。僕はタバコをやめるあなたを全力で後押ししますし、それこそうんざりするまでタバコのことを深掘りしていきますので、知れば知るほどタバコに対する価値観が変わる効果に期待できますよ。
僕は価値観、または認識とも言っていますが、これが変われば禁煙はグッと成功へ近づきます。
例えば誰しも自分がもううんざりしている食べ物は食べたくないですよね。あるいはうんざりする人には会いたくもないし、もううんざりしていることはやりたくない。
だからタバコに対してうんざりしてしまえばいいと。そういう流れです。
ムカつくでもなく、恨むでもなく、うんざりです。
ここはポイントですね。
うんざりだから、怒っているとかではなく、あきれてものも言いたくないような。「はああ・・・、どうでもいいけどもうあっち行ってくんね?」みたいな。「大嫌い!」と熱くなるわけでもなく、完全に冷めた状態というか、あきれた状態というか、「もうどっちでもいいよ」、「てかどうでもいいわ」みたいな。
はい、できました。
ザ・無関心。
これが無関心のレシピでございます。ニヤリ
ポイントは、うんざり。
やっぱり今現在の僕の状況も考えたら、この無関心のほうがしっくりきますね。
もう興味が無い。たとえ誰かに勧められても、「え?タバコ?いや…いらんよ笑」と言いますし、タダでも吸いません。それを吸ってしまったらまた元の喫煙者に戻ってしまうことも、経験からすでによく知っているからですね。
だからもう関わりたくない。「ごめんね、もう寄ってこないでね」という感じ。
熱くもなく、冷たくもなく。ただただ、無関心。
禁煙においてこの状態というのは、かなり大事な感覚であると思っています。文字では伝わりきれない感覚もあるかもしれませんが、あなたも禁煙をする以上はぜひ目指してほしい境地とも言えるべきものですから、覚えておいてくださいね。
さらにうんざりするタバコの吸い方もある
ここまで実行してくれば、タバコに対してだいぶうんざりしてくると思います。
そこが禁煙のチャンスですね。
うんざりするなら、もう吸わなければいいだけです。
あなたが、タバコを、吸わなければ、いいだけ。
大事なことなのでもう一回言いますよ。
うんざりするなら、あなたが、タバコを、吸わなければ、いいだけ、なんですよ。
ここはしっかり聞いてください。
僕がタバコを別に恨んでいない理由は、タバコが勝手に火をつけて僕の口に入ってくるものではないからですね。
自分が吸っているだけです。だから、それをやめるだけ。止めるだけです。
それで禁煙はできてしまうんですよ。
ここまで来てあれこれ理由は要りません。
あなたがタバコに火をつけなければいいだけ。分かりますね。
分かります。そう・・・僕も分かっていましたよ。
ただ、それでも意図せず吸ってしまうのがニコチン依存症の怖いところですよね。
僕はそのことも十分知っています。自分が経験してきたことだからですね。
なんと愚かな、なんという愚行、ああ情けない。そうやって自分を責めることもありましたよ。
ただですね、そんなとき、つまり禁煙を勇んで開始したものの、それが失敗してしまったときですね。
そのときに僕がやっていたタバコの吸い方の最終奥義というものがあるんですが、聞きます?
みっともないのであんまり教えたくはないんですけどね。ここだけの話にしてくださいよ。チラリ
それは、一回落ちるところまで落ちてみる法です。
僕が禁煙を始めて3日や1週間程度で挫折したときに、あえてやっていたやり方です。
まず、タバコが我慢できなくてもうどうしようもなくなったときには、第一に手をつけるのはシケモクです。
一回消して、なんなら水も吸ってふやけてしわしわでボロボロのやつです。マルボロではなくボロボロですよ。あのくっさいきったねえやつですよ。
それを「短くてもう吸うところないやん」みたいなやつを無理やり引き伸ばして、若干くちびるもやけどなんてしながら2、3口吸ってくださいよ。
「なんてみじめなんだ!」と。それを実感してください。心に刻み込むのです。自分のその情けない様をね。
なに?シケモクなんて禁煙を始めたらもう残ってないでしょうって?それも分かっていますよ。だからこの方法にはもう一段階上の方法があるんですよ。
道に落ちているタバコを吸う。しかも誰が吸ったかも分からない、足で踏みつぶされたぺったんこのやつをね。
あえてこれをやってくれと言っているんじゃないんですよ。「お前、マジか。本当にここまでして吸いたいのか」と、自分に本気で問うためですよ。
正直僕はそこで踏みとどまりました。手には取りましたけどね。かっこつけているわけではないんですが、コロナが全盛期だったので、さすがにこれはまずいなと。
そこでとったもう一つの方法が、仕方なく一箱だけ買うことです。ただし、見たこともないようないかにもまずそうなやつをね。
決して今まで吸っていたものを買ってはいけません。そのままずるずると復活しやすくなります。
久しぶりのタバコでただでさえクラクラくるのに、それをあえて数本立て続けに吸っていくと激しく気持ちが悪くなりましたね。吐きながらタバコを吸っているような地獄絵図。それもあえて、あえて自分に言い聞かせるためですよ。
こんなまずいもの、いや、身体が受け付けない毒物を、今お前はお金を払って買ってきて、吸い込んでいる。これがいかに愚かで、そして恐ろしいことかということを、いいかげん認識してくれ!
僕は自分にそう説いていましたし、そのときの感情や身体の異変を記録していましたよ。一生忘れないようにね。(詳しくは以下の記事で)
まだ続きがあります。
数本吸ってその場にうずくまるくらいに気分が悪くなったあとは、残ったタバコを箱ごと水に浸けて握り潰してごみ箱へ捨てます。または全部引きちぎって濡らして捨てます。これでもう吸えません。たとえ19本残っていても、濡らしてちぎって捨てます。
そしてもしまた我慢ができないようなことがあれば、またタバコを買ってきて、1本吸って、あとは濡らして捨てる。これでタバコ1本500円のようなものですね。
そこで、また問う。「まだ吸うの?」ってね。
ぶっちゃけ最終的にはゴミ箱から濡れたタバコをあさってきて、ちぎれて濡れたタバコを天日干しして一本だけ吸ったりもしましたよ。それが乾ききってなくて口の中に茶色い液体が流れたりね。もちろん吐きましたけど。
とにかく、自分の愚行を直視する。自分に問い続ける。自分に言い聞かせるしかないと。
「これでもか」、「これでもまだやるか」、「もういい加減にしたらどうだ」とね。
僕の場合はですよ。
あくまでもこれは僕の話ですが、先に述べた方法と、そして最後には最終奥義まで用いて、ようやく「もうええわ。こんなもんやめじゃ」という境地に至りました。ようやくね。
もちろんそれだけでなく、そのときの気持ちや情けなさを逐一メモして忘れないようにしてありますし、できることは全てやったうえでの話ですけどね。
だからもういいんです。タバコはもう要らない。
もうあんなマネも、情けない思いもしたくないので。
それが僕の今の禁煙の良い糧にはなっていますが、できればあなたがここまでしなくても済むように願っています。
おわりに
いやー、書いていて情けないしみっともないしとも考えていますが、逆を言えば、苦労してやめた人ほど、もう絶対に戻りたくないと思えるんじゃないか。そうとも考えているんですよね。
あえて変な苦労をする必要は無いですけど、依存症の克服には大なり小なり、やはり何かしらの苦労は伴うと思います。
そういったことはぜひ、あなた自身が一生忘れないようにレコーディングをしてください。これも僕が滅茶苦茶効果を実感している禁煙法の一つです。
最後にもう一度まとめると、タバコに対する自分のデメリットを徹底的に考える。そしてすぐにやめられないならそれはもう依存症、つまりタバコに吸わされている状態ということを認め、自分の状況を把握する。
そこからですね、うんざりするまでタバコのことをよく知り、考え、そして今までの価値観を変えていきましょうということ。
それが今回のタバコを嫌いになる方法です。むしろもっと良い、無関心になる方法ですね。
さらに最後の手段として、僕がやったような、あえて自分を追い込んで本気にさせる、それはつまり、自分自身にもタバコに対しても、心からうんざりするというような感覚です。
あのうんざりするタバコの吸い方の先にあったもの。
それが、「もうこんなこと嫌だ」、「もうやめる」、「こんなもんに人生を支配されたくねえわ」と、心が、いや、脳がしっかり理解した瞬間ですね。(閾値を超えるということ・パラダイムシフト・ブレイクスルーポイントとも)
タバコに対する固定観念が完全に変わったということです。
あとはおそらくですが、すでに禁煙をしている人の中にも、言わないだけで、僕以上に本当に死に物狂いの努力をしている人も少なくないんじゃないかと思うんですよね。
禁煙が決してラクじゃないことは僕もよく分かります。
だからこそ同じ悩みを持つ人を応援したいのです。
一緒に頑張りましょう。
もうあまり怒ったり恨んだりせず、心穏やかに生きるためにね。フフフ。それではまた。なに?話が長いから途中から寝てたですと?グヌヌヌ!サノバビッ・・・!!おおっとなんでもないですよ!ええとなんの話でしたっけ!そそそうだカレー!?カレーの話でしたね!!
いやぁ、カレーには納豆も合いますよね!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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