「仕事を辞めないかぎり、タバコもやめられないわ・・・。」
実際にこのように考えている人は多いですね。
僕も過去に長い間考えていたことです。というかそう思い込んでいました。
確かに仕事に精一杯になっていると、そこからさらに禁煙を達成するために使う余力なんてものは無いと感じてしまい、どうしても自分とタバコは切り離せないものと考えやすくなってしまうんですよね。
ただですね、今まで何度も転職を繰り返し、そのたびにそこそこの無職期間も合わせて経験してきたこのわたくし(イッテテハズカシイデスガ)に言わせると、「実際は仕事を辞めてもタバコはなかなかやめられない」ですよ。
これはそもそも「仕事を辞めないとタバコもやめられない」、あるいは、「仕事を辞めればタバコもやめられる」というのが、よくある喫煙者の思い込みだからですね。
そう、結局これもただの思い込み。
もちろん働きながらでも禁煙はできます。
というより、そもそも仕事と禁煙を別物として切り離して考えていかないと、頑張って一生懸命に働いても、ゆえに一生喫煙者のままで終わってしまうという可能性が高くなってしまいますからね。
それでは自分の人生がもったいないですよ。
せっかく仕事を頑張っているんですから、何とか無理なく禁煙ができるようになる手を考えていきましょう。
ということで今回は、禁煙すると仕事に影響が出るからタバコがやめられないと考えている人へ伝えたいことを書いていますので、一緒に見ていきましょう!
仕事を辞めないで禁煙するには
仕事を辞めないで禁煙をするには、僕は禁煙のやり方を徹底的に考えることが一番重要なポイントになると考えています。
具体的には、とにかくまず禁煙のマインドセットを整えることですね。
マインドセットとは、自分自身の考え方や思考パターン、思い込みや信念などとも言い換えられますが、つまりは禁煙をするにあたって、自分の今までのタバコに対する認識をがらりと変えて、まずはきちんと禁煙ができる状態にしましょうということですね。
これが超大事。
多くの人がこのことを考えずに、仕事の合間に慌てて禁煙外来に駆けこんだり、そのまま根性で禁煙をしようと試みますが、それではやはり失敗に終わる可能性が高いです。
もちろん僕にもそういった失敗の経験があります。
仕事が忙しい中、きちんと準備をしないまま無理やりに禁煙のスタートを切ったものの、仕事中の理不尽な人への対応、膨大な仕事の量、社内の人間関係のストレス、そしてそれらから解放された仕事のあとのわずかな自由時間、そんな中で、タバコを吸わずにいられますかと。
そのように考えていましたね。
つまり、仕事のストレスへの抵抗や集中力のため、さらには自分へのご褒美なんて考えに至るまで。
タバコと仕事が自分の中でがんじがらめに、がっちりと結びついてしまっている状態。この状態にあっては、禁煙は難しいのは当たり前なんですよ。
身体的にも心理的にも精神的にも習慣的にも、タバコにみっちり強烈に依存している状態ですからね。
だからこそ、じゃあまずはタバコの心理的依存を取り払っていく、そして身体的なニコチン依存を計画的に乗り越える、そしてゆっくりと習慣を変えていく、というような段階的かつ計画的な禁煙の作戦が必要だということが言いたいわけです。
具体的にやることは
仕事をしながら禁煙をするには、禁煙のマインドセットを整え、そして段階を踏んで計画的にやっていくことが大切という話ですね。
これを知らず、無理やりに禁煙にチャレンジしても成功する確率はとにかく低くなるでしょう。禁煙は病院に行けばいい、本を読めばいい、ひたすら我慢すればいいというものではないからです。
まさに一筋縄ではいかないということなんですね。
それでは具体的にどうすればいいか。
次はそのことについて考えていきましょう。
・第二に、離脱症状を計画的に乗り越える
・第三に、習慣を変える
順番に解説しますね。
第一に、禁煙マインドを手に入れる
禁煙における最初にして最大の重要ポイントが、禁煙マインドをいかにして手に入れるかということです。
先ほど話した、マインドセットの話ですね。
あなたがタバコに100%、全力で依存している状態にあっては、そりゃなかなか禁煙なんてできません。たとえ禁煙外来のお医者さんに掛かろうが、良書を何冊読み込もうともですね。
まずは、いかにして禁煙ができる状態に自分を持っていくか、タバコに対しての自分の考えを変えられるか、そしていかに依存状態を無くせるか、そこが大事という話です。
例えば今の僕ですと、タバコはまったく必要ありません。
タバコがストレス解消どころかストレスしか生まないことをもう理解しているし、かっこいいなどとまったく思わないし、ムダ金だし、臭いし、面倒だし、もはや今さら吸う価値も意味も欲求も義理も無いからです。
だから、吸わない。そもそも、吸いたくない。吸いたくも、な・ら・な・い。
早い話が、あなたもそうなればいいわけですよね。
というより、まずこの状態になることを第一に考えていかないと、仕事うんぬんの前に禁煙は難しいです。
それにはどうすればいいか。
これに関しては、まずは大量の知識を得ることですね。タバコに関しての。
これは僕が経験上本当によく分かっています。とにかくタバコに関して無知だったこと、幻想があったこと、思い込みがあったこと、そしてそのような思考状態になるような社会の仕組みやマーケティングに至るまで。
とにかく、あらためて知らなければいけないことが多いということ。本気で禁煙するなら無知のままではいけないということ。
知れば、認識が変わります。
それがマインドセットを変えるということです。
僕のおすすめは、まずは禁煙をテーマにしたブログや本をたっぷり読み込むことですね。そこには今までの自分の認識や思い込みを変えるための、たくさんのためになる情報があります。
禁煙外来に行く前に、あるいは市販の禁煙補助薬を大量に買い込んでくる前に、まずは、禁煙に関するブログや書籍をたくさん読んでみてください。
自分のタバコに対する認識が変わる、マインドセットが変わる、つまり禁煙マインドを手に入れることができれば、禁煙は一気にはかどるようになる可能性は高いです。
例えばそのあとに禁煙外来に行けば、その効果もまた違ってくることでしょう。
とにかくまずは、禁煙マインドを手に入れることです。
そのお手伝いをするために僕はこのブログを書いています。
ぜひ過去の記事も参考にしてみてください。より理解が深まると思います。
第二に、離脱症状を計画的に乗り越える
タバコに対しての認識が変わってくると、以前より禁煙がやりやすいと感じるようになってきます。
タバコへの依存状態が薄れてくるからですね。だからまずはそのための禁煙マインドを手に入れることが最優先。
そして禁煙をするための知識が十分に深まり、自分の中で今までのタバコへの先入観や認識が明らかに変化してきたなと感じるタイミングで、次にやるべきことが本来の禁煙スタートです。
いわゆる、最後のタバコを吸い終わって、いざノンスモーカーとして生きていくことですね。
多くの人がこの順番を守らずに、意志や根性だけで強引に禁煙を開始したり、あるいは無理やり習慣を変えようと慣れない趣味に走ったりするから、禁煙が失敗に終わりやすいのです。
禁煙の順番の大切さはこちらの記事でも詳しく解説しています。
禁煙においての順番とは、すなわち戦略そのものですからね。
しっかり意識しておいてください。
話を戻しますが、禁煙マインドを手に入れた状態で、いざ、禁煙を始めます。
このときに徹底的に考えておかないといけないことが、離脱症状をいかに計画的に乗り越えるかということですね。
特に仕事を続けながらの禁煙チャレンジをおこなう際には、これが本当に重要なところです。
いつどの日時に禁煙を開始するか、そしていつまでに離脱症状の峠を越えさせるか、離脱症状の一番苦しいときにはどう対処するのか、しっかり事前に準備計画しておくことが大切。
具体的には禁煙をするために一番都合の良い日時はどこか、あるいはその前後の仕事の調整などについてをしっかり計画することですね。
そのためにもやはりまずは知識が必要というわけです。
どのような離脱症状があって、それがどのくらい続くのか、いつごろ終わるのか、どのくらい耐えればいいのか、そういった目安や目処がしっかり立てられていないと、離脱症状のつらさに負けやすくなりますからね。
この辺りは僕の実際の禁煙日記を参考に読んでもらうのもいいと思います。先に他人の経験談を聞いて、禁煙の疑似体験やシミュレーションをしておくのもいいですからね。
具体的には禁煙を開始するにあたり、前もって連休をしっかり確保しておくことや、その前後であまり難しい仕事が入らないように調整することなども大事です。
とにかく「ここしかねぇ!!」というような絶好のタイミングで禁煙を始められるように、徹底的に計画しましょうというわけですね。
仕事を続けながらの禁煙チャレンジは、本当にこの計画を大事にしてください。
それによって禁煙が成功する確率もがらりと変わってくるというものです。
第三に、習慣を変える
そして最後の項目が、習慣を変えるということですね。
喫煙は習慣と考える人も多いですが、実は習慣よりも先に問題になってくるのが前述した二点、タバコへの認識(心理的依存)とニコチンの離脱症状(身体的依存)ですので、まずはここを何とかして突破することを考え、それがうまくいったタイミングで習慣を変えていくという順番がベストです。
例えるならば、まずは禁煙という飛行機の操縦の仕方を覚え(知識をつける)、次にいざ飛行機を離陸させます(禁煙開始)。そしてうまく飛行機が飛び立ったことを確認したタイミングで、長期的に安定した水平飛行をしていくことを考えようというわけです(日々の習慣)。
つまり、まずは禁煙を軌道に乗せることを最優先し、うまく軌道に乗ったタイミングを見計らって、今までの習慣をあらためていくことを考えましょう。
仕事の休憩時間や一日の仕事が片づいたとき、あるいは家に帰ってリラックスしたいとき。
長年そこにあった喫煙習慣を、あらゆる手を尽くして変えること、そうですね、どうせならできるだけ良い習慣に変えていくことを考えましょう。
良い習慣を取り入れていくことは、あなたの禁煙の武器になり、やりがいになり、誇りになっていきます。
悪い習慣を断ち、良い習慣が身につけば身についていくほど、もうあんな自分には戻りたくないと考えるのが人情です。
そうなると、皆が口をそろえて言う言葉がありますよね。そう、あれですよ、あれ。
なんであんなもの吸ってたんだろう。
ですね。
心からそう思える日がきっと来ますよ、あなたにも。
だから、禁煙を諦めないで。
おわりに
長くなりましたが、以上が禁煙をすると仕事に影響が出るからタバコがやめられないと考えている人に、僕が伝えたいことです。
確かに、禁煙初期はどうしても少なからず仕事への影響はあると思います。というか出てしまう。僕もひどい眠気に襲われたり、集中できなかったり、手が震えることもありました。
ただ、それも何度か禁煙チャレンジをするごとに、だんだんと感覚が分かってくるんですよね。だからこそ禁煙に対しての最適で綿密な計画ができるようにもなってきますし、離脱症状の乗り越え方も身についてきます。
あとはそれを逆算して、じゃあこの日から始めようかとか、いざヤバくなったらこうしようというような、自分だけの作戦が立てられるようになってくるわけですね。
その自分だけの作戦が本当に大事という話です。特に仕事が大変な人ほどね。
仕事を続けながら禁煙をするのが本当に大変なのは僕も身に染みています。それでも、僕の身内も含めてですが、やる人はどんな状況でもやっていくものです。
禁煙ができる人とできない人。問題は、禁煙のやり方にあるのかもしれない。そういったことも考えてこの記事を書いていますが、いずれにしても、決して禁煙が簡単なことだとは言いません。
だからこそ、とにかく作戦や計画をもって挑むことが大事ということを理解してもらえたら嬉しいです。
それではまたぜひ禁煙会議をしましょう!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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