「タバコの煙対策に、とりあえず空気清浄機でも使うか・・・」
自宅でタバコを吸う際には、タバコの煙対策としていろんなことを考えますよね。
僕もかつていろんなことを試してきました。
分煙意識が高まってからはなるべく外で吸うようになったのですが(田舎なので周囲の住宅との距離はあります)、雨の日や風の日、寒い日なんかはやっぱりつらいものがあります。
そこで空気清浄機を取り入れたり、換気扇の下で吸うようにしたり、できるだけ窓を開けた窓際で吸ってみたりと。考えつく対策はできるだけやってきました。
ただ、最終的にはどれも意味がないということを悟りました。
そしてそう悟ったこともまた、禁煙に踏み切る意識の役に立ったともと考えていますので、詳しくお話ししますね。
ということで今回は、タバコの煙には空気清浄機もあまり意味がないということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう。
タバコの煙には空気清浄機もあまり意味がない
確かに空気清浄機をつけると、タバコの煙をスーッと吸い込んでくれて、白いもやが晴れて効果があるようなような気持ちにはなるんですが、実際のところはタバコの有害物質がそれほど除去されているわけではありません。
タバコの煙に含まれる有害物質の粒子が、本当に考えられないくらい微小なものが多いからですね。
基本的に花粉やほこりを除去するように設計されている空気清浄機のフィルターでは、これらの有害物質をすべて吸着することなどできないのです。
また、空気清浄機から出た空気の行き先が結局室内であるのだとすれば、それはもはや空気をかき混ぜて気分と見た目をごまかしているだけのことになってしまうでしょう。
そういうわけで、空気清浄機を使ってもあまり意味がないということです。
それじゃあと、僕は換気扇の下で吸うようになったんですよ。これならば物理的に煙は家の外へ直接出て行くからとね。
でもそれも浅はかでしたね。
うちの換気扇は割と大型で強力なものなんですが、それでもタバコの煙を100%外へ放出できる能力は持っていない。なぜなら、部屋の中ではやはりタバコのにおいがしていましたから。
とくにこれは僕が禁煙をしてからよく分かったことなんですが、吸わない人にはそのにおいがものすごく分かるんですよね。
気づくとか気づかないとかのレベルではない、もう明らかです。
他の人の家にいてもそれは同じです。いくら換気扇の下で吸ってもらっても、確実に部屋のほうまでにおいは届いている。
においが届いている時点で、有害物質を鼻から肺に入れているということですから、タバコを吸わない人の逃げ場はないわけです。
これは、本当に申し訳なかった。タバコを吸わない家族にです。今までごめんね。本当に申し訳ない。
外で吸ってもダメ
またあるときは、換気扇の外に近所の子供たちの遊ぶ声が聞こえたことがありましてね。
「こりゃあ、このすっとこどっこい、自分はタバコの煙を排除しているつもりでも、それを近所の子供に吸わしてちゃあもうしわけねえべさ」と、はっとしましてね。
そのうえ、換気扇のフィルターものぞいて見てください。まっ黄っ黄のどろどろのネッチョネチョですよ。掃除も大変だし、何よりそのベトベトなタールが自分の肺だと想像したら恐ろしいものがある。
ならばと、完全に外でしか吸わないようにしたんですよね。最終的に。
誰もいないことを確認して。人がいるときにはいなくなるまで待機して。
タバコの煙はすぐに空へと消えていき、これで万事オーケーかと思われましたが・・・。
結局これもダメですね。
三次喫煙の問題があることを知ってしまったので。
三次喫煙とは、残留受動喫煙ともいわれるもので、直接喫煙者の煙を吸ってしまう受動喫煙(二次喫煙)ではなく、タバコを吸った人の呼気や衣類や髪の毛についた残留物からも一定時間有害物質による汚染がなされているというものです。
つまり、タバコを吸った人の息や体臭からタバコのにおいをふっと感じた時点で、それは少なからず有害物質を吸ったということになります。
受動喫煙と違って、目に見えないだけよけいに厄介でもありますよね。
これも本当に申し訳ない。
今まで子供たちに故意ではないとはいえ、有害物質を吸わせてきたわけですから。
また、そう考えると例えばおじいちゃんが孫を抱っこするときに、直前でタバコを吸っていたとすれば、意図せずともその孫にとって良くない環境が生まれているということ。
「ああ、八方塞がったか・・・」
もはやタバコを本当の意味で誰にも迷惑をかけず、誰にも気を使わず吸う方法なんて残されていないんじゃないか。いや、たとえあったとしても、もはやそこまでしてまだタバコを吸いたいと思うのかい?タバコの煙やPM2.5の除去をうたう最新型の空気清浄機の話があったとしてもそれは同じこと。
他人は言わないだけで、喫煙者をどのような目で見ているかを想像したことはあるかい?
何度も自分に問いかけましたよ。
すべての解決策は禁煙しかない
空気清浄機はダメ、換気扇もダメ、外で吸ってもベランダで吸っても、きっと誰かの迷惑にはなる。
そう考えたら、おのずと答えは見えてきますよね。
そう、禁煙しかない。
というより、これも考え方次第ですよ。一度禁煙してしまえば、これらの悩みを一生解決できるということに気がついたんですよ。もうそれしかないと悟ったといいますか。
人間はもうそれしかないと考えると、案外腹を決めたり、覚悟を決めたりできるものなのかもしれません。
選択肢は一つしかないと悟れば、覚悟が決まる。
その気持ちを禁煙に込めて。
僕もそうやって禁煙をしてきましたよ。
おわりに
禁煙してしまえば、煙の処理の方法で悩まなくて済む、タバコ代や空気清浄機代も浮く、他者に迷惑をかけなくて済むし、自分も気を使わなくて済む。良いこと尽くめです。
もう悩むのはやめにしませんか?
この先も一生懸命悩むくらいなら、僕と一緒に一生懸命禁煙しませんか?
いつでもお待ちしていますよ!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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