「PM2.5ってヤバいよね」
中国の大都市などで、PM2.5が大気汚染の問題となっているという話をよく聞きますよね。
さらにはそのPM2.5が風に乗って日本にまでたくさん飛んでくるから困る、などとニュースを見てはそのようなことを考えてしまうものですが、僕たち「禁煙（卒煙）を本気で志す者」としては、その程度の認識ではいけませんね。
PM2.5はもっと身近にあり、そして信じられないことに自分自身がその発生源にまでなっていたというのですから。これは大問題ですよ。決して他人ごとではない、もっと身近な問題なんです。
そう、タバコの煙がそれにあたるわけですね。
このことは禁煙をするにあたって、しっかり知っておかなければいけない事実なんです。
ということで今回は、禁煙するならPM2.5についても考えておいたほうがいいということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう！
PM2.5とタバコの関連性
PM2.5は、特に今は中国の大都市などで、車の排気ガスや工場の排煙などを主な原因としてよく取りあげられていますが、もちろん日本でも車や工場がある以上、PM2.5は存在します。
それだけでなく、ボイラーや焼却炉などのばい煙、鉱物の加工場の粉塵、航空機や船舶などの燃料を燃やすもの全般、さらには自然的に土壌や海洋、火山からも発生しますので、往々にして身の周りにあるものなんです。
ただ、その濃度が高すぎる地域があるということで、しばしば問題になるということなんですね。
たしかに車の排気ガスなどで視界が白く濁り、布切れでも口や鼻に当てなければまともに息もできないほどの状況を見ると、そのヤバさが安易に想像できます。健康上、明らかに問題がありそうという意味でです。
そもそもPM2.5とは、何か特定の物質名をいうのではなく、大気中に浮遊している2.5μm以下の様々な微小粒子状物質のことを指します。
μmは、マイクロメートルと読み、1マイクロメートルは1ミリの千分の一です。
とにかく細かい粒子ということですね。
ちなみに他によく問題視されるスギやヒノキの花粉が、約30μm前後、そして黄砂が約4μmといわれていますから、これらよりさらに小さな物質ということになります。ウイルスはもっと小さく、0.1μmとかですけどね。
とにかく、その粒子の小ささゆえ、肺や気管支の奥深くまで入り込みやすく、重大な健康被害を起こしやすくなる、というのがPM2.5が問題視される大きな要因です。
さらにはその成分ですね。
花粉はいわば植物、黄砂は砂や鉱物が主な成分ですが、PM2.5は硫黄酸化物や窒素酸化物といった化学物質の類を代表して指すことが多く、季節性を問わず、そして主にぜんそくや発がんなど、重大な健康への被害が懸念されているものです。
要はタバコの煙はPM2.5のかたまりだってこと
理科や化学が得意でもなんでもない僕が「あの～酸化物が～」とかなんとか言っちゃってるもんで、ちょっと何言ってるか分からなくなってしまっているかもしれませんが、要は、タバコの煙こそがまさにPM2.5ですよってことだけは、僕たちは知っておかなければいけないということです。
2.5μｍ以下の空気中に漂う粒子をPM2.5と定義したとき、まさにタバコの先から立ち込めるあの白い煙の粒子こそが、PM2.5のかたまりだという話なんです。
つまり、何がおかしいかって、タバコを吸うことで、
大量のPM2.5を他でもない、自分自身が自ら生み出しているということ。
さらにこれが問題なのはその成分ですよね。
確かに自動車の排気ガスなどが身体に良くないことは想像しやすいですが、タバコの煙にはもっと「名だたる」、ザ・有害物質さんや、ザ・発がん性物質さんたちが軒並み顔をそろえていますからね。
タバコの煙に含まれるその数々の有害物質こそがまさに2.5μｍ以下の物質群だと。そしてその細かい物質が明らかに目に見えて白く濁っている煙のレベルまで多量に発生しているものを、喫煙行為として、肺の奥深くまで毎日吸いこんでいるのですから。
それで「病気にはなりたくない」はあり得ないですよね。
病気にならないほうがおかしいんです。
また、その白く濁った毒煙を他者に吸わせる行為についても、本当によく考えなければいけません。
「PM2.5が風に乗って飛んでくる」「ああ、恐ろしや」なんてニュースばかりは気にするのに、自分がそのPM2.5を日々発生させたり、まき散らしたり、それを自分で直に大量に吸い込んだり、他者に吸わせたりという行為を気にしないというのは、まさに本末転倒。
PM2.5（よりさらに恐ろしいもの）を自分で発生させ、思いっきり吸い込んでいるヤバさ。（それもお金を払ってね･･･ｱﾜﾜﾜ）
「僕は本当にこのことに気がつけて良かった」です。
自分も他人も、もう汚染したくない。そう気づき、理解できたからです。
タバコの煙が漂う密室のヤバさに気づこう
何度も言いますが、中国の某大都市の大気汚染の映像を見て、「うわぁ･･･きっつ」となったことのある人は多いと思います。
しかしタバコが身近にある人にとっては、とにかく他人ごとではないんですよね。
たとえばタバコの煙が充満した店、部屋、車の中などでは、空気中の1立方メートルあたりの汚染濃度は、その某大都市の大気汚染濃度の水準と同等かまたはそれ以上であるとの調査結果もあります。
つまりそういった環境に日ごろ身を置いている人にとっては、テレビの映像で観るだけの対岸の火事ではないということです。
自分もその地域にいるのとなんら変わらない。あるいは、自分がその地域と同様の悪環境を自ら作り出している。さらには、狭い車の中や自宅の一室で、子供を含む家族をその環境に日々置いているのだとしたら。
それはもう暴力や虐待となんら変わらない話にもなってくるというわけですね。
たとえ目に見えるレベルの煙の充満はなくとも、三次喫煙（喫煙後の衣服や壁紙からの汚染）までを含めて考えれば、やはりそもそもの発生源を断つということを考えるのが賢明です。
子供や家族だけに限りません。自分自身を汚染し虐待するのも、もうやめてあげましょうよ。
自分も周りの人も大切にする。
僕はそういった考えも、自分の禁煙の意義やモチベーションにしてきましたよ。
おわりに
ちなみに、空気をきれいにしたいなら空気清浄機はどうだろうか。
そんなことをもちろん僕も過去に考えてはきましたよ。でも正直、そういった問題でもなかったと、すでに悟っています。
すべての問題を根本から解消するのは、やはり禁煙（卒煙）ですよ。
だからこそ、あなたにも心から禁煙をおすすめしています。
そろそろ、禁煙しませんか？^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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