「胸焼けがひどいが大丈夫かこれ・・・。」
もしあなたが喫煙者で、日常的に胸焼けの症状に悩まされているのであれば、それはやはりタバコが原因となっている可能性も考えられます。
といいますのも、ひどい胸焼けは僕も長年悩んでいた症状でして、それが禁煙と同時にピタリと治まっているためなんですね。
ここで胸焼けとタバコの関連性について深く考えることで、禁煙の必要性や重要性をあらためて見つめ直し、そして健康意識の向上へと繋げられると良いですね。
というわけで今回は、僕の胸焼けの原因が明らかにタバコだったということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
タバコと胸焼けの関連性
そもそも胸焼けという症状は、逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)という病気の一症状であることが多く、主要な原因としてはストレスによる胃酸過多や暴飲暴食による胃腸の機能低下、さらには加齢や姿勢の悪さなども大きく関係しています。
様々な要因により胃酸が過剰に分泌されたり胃の機能が低下することで、胃の中の分泌液が胃から食道へと逆流し、粘膜に守られていない食道の内壁が荒れ、チリチリとした痛みや焼けるような不快感を感じさせるというわけですね。
そして問題となるのは、逆流性食道炎の主な要因の一つに、必ずと言っていいほどタバコが挙げられることです。
あらためて逆流性食道炎を引き起こす主な要因を見てみましょう。
・暴飲暴食(アルコール・油もの・炭水化物など)
・喫煙
・コーヒーや炭酸飲料
・加齢によるもの
・悪姿勢
・その他の病気
ストレスで胃が痛くなるという話はよく聞きますよね。その影響で胸焼けの症状が出たり、腸のほうの調子も悪くなることはよく耳にします。
また、アルコールや油っこい料理の食べ過ぎも分かりやすいところではありますね。
上記の二つの理由はほぼ確実に出てくるものですが、それらと合わせて喫煙行為がかなり多くの人の胸焼けの要因となっていることも、実はすでに広く知られていることなんです。
タバコは血管を収縮させ血行を悪くさせます。その結果として胃の内部の弁の機能や胃の粘膜の抵抗力が落ちやすくなり、胃が荒れたり胃酸が逆流しやすくなるというわけですね。
ちなみにタバコを何十年も吸っていた僕だからこそ思うことがあるんですが、タバコを吸っているときの唾(つば)がありますよね。あれも相当悪いと思うんですよ。
タバコの煙は主に気管から肺のほうに送られるとしても、唾に含まれる有害物質を飲み込めば当然胃の中に入っていきますからね。しかもべっとりと食道を舐めるように進んでいくわけです。
これが身体に良いわけがない。
これは遥か昔タバコを吸い始めた頃から思ってはいたことなんですが、やはり考えが甘かったですね。今あらためて考えれば食道や胃という器官に対して、毎日毎日毒を送り込んでいることと同義なわけですからね。そりゃ何かしらの不調が出てきてもおかしくないわけです。
そして汚い話にはなりますが、喫煙者には唾を吐く人も多いじゃないですか。あれもその理由の多くは、やはり喫煙時に唾に含まれる有害物質が少なからず気になっている結果なんですよね。
タバコを吸いながらでも、その有害さにはやはり気になるところがあるというわけです。
少し話が逸れましたが、事実喫煙には胸焼けを誘発する因果関係がしっかりあるということが分かります。
さらにそのうえで僕のようにブラックコーヒーが好きでよくタバコと一緒に摂取していたとなれば、よりその症状が出る可能性を上げていたというわけです。
コーヒーとタバコの有害物質で食道を荒らし、さらに胃に負担をかけ続けていた結果だったということですね。
あとは加齢によるものと悪姿勢によるものも挙げられます。
加齢に関しては仕方がない部分もありますね。しかし悪姿勢、例えば常に背中が丸まっていて胃の周辺を圧迫するような姿勢をとることや、食後によく寝転びゲップと共に胃酸が上がってくるというようなことを日常的に繰り返すのは、なるべく注意したいところですね。
そしてこれらのことも含めてですが、他の病気が疑われる可能性ももちろんあるということは、常に認識しておいてください。
「ただのタバコの吸い過ぎだろう」と安易に考えてしまって、がんや潰瘍など他の病気の発見を遅らせることになってはいけませんからね。
胸焼けの症状が重い、あるいは症状がやけに長引くといった場合など、少しでもこれはおかしいと感じたときには早めに医療機関に相談することは忘れないでおいてくださいね。
僕の胸焼けの症状
僕自身の胸焼けの症状としては、若い頃にはあまり気にはならなかったものの、やはり年齢を重ねるにつれて徐々に気になるようになってきましたね。
禁煙を始める前の2~3年はかなりはっきりと症状が出てきており、一週間に一度、いや、ヘタすると2~3日に一度程度の頻度でかなりひどい胸焼けの症状が出ていました。
チリチリと焼けるような、胸の中が熱いような、痛いようなむず痒いような、なんともいえない不快感です。
そしてそれが決して毎日常時というわけではないのでひとまずそのままにしていたんですが、あまりに症状がひどいときはタバコの煙を吸い込む際にも「じゅわっ」というか、「じーん」というような痛みをよく感じていました。
そうですね、例えるならば強い炭酸飲料をゴクゴクと休みなしに飲んだときの、喉から胃にかけての部分がじゅわじゅわと焼けるような、からい刺激のような痛みが一日中ずっと続いているような感じです。
あまりの不快感に胸を叩いても背中をさすっても、本当に胸の奥底にあるような痛みで、手が届かない、いかんともしがたいもどかしさを感じます。
それがあまりにもひどいときには、胃薬を飲むこともあったんですね。いや、なんなら痛み止めを飲んだこともありました。なんとかしてそのつらい症状を抑えたかったのです。
しかし、あるときに気づいてしまったんですよね。
この行為の危なさに。
「あれ?これヤバくね?」と。
明らかに体が不調を訴えている、痛みという危険信号を発してきているのに、それを無視して、というより痛み止めまで飲んでその痛みだけを消しさって(誤魔化して)、さらに喫煙を続けていて大丈夫なのか、そう考えたわけです。
症状が出だしたころには時すでに遅し。
とさえいわれる病もいくつもあるというのに?
「本当に大丈夫なんか、これ。」
そうやって考えていますとね、やっぱり段々と怖くなってくるんですよね。
というよりも、「あ、これはそのうち間違いなく大きな病気になるわ。」と素直に思えたのです。
僕がここでリアルに考えた大きな病気とは、具体的には食道がん、舌がん、胃がん、この辺りです。
もちろん肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患・肺気腫等の肺の疾患)は喫煙者である以上常に心配の種ではあったのですが、気管支系より先に消化器系に自覚症状が現れてきたことで、これらをリアルに想像せずにはいられなくなってきたわけですね。
事実ネットで情報を集めてみても、やはり逆流性食道炎と食道がんは類似の症状が現れることや、重症化した食道炎からがんを誘発する可能性も指摘されていますので、決して軽視はできない問題ということです。
そしてこのことが、僕の禁煙を決断した一つの要因にもなっていることは間違いありませんね。
やっぱり健康第一でいたかったのです。
禁煙後胸焼けの症状が出ない
そろそろ結論となってきますが、禁煙を始めてからあれだけひどかった胸焼けの症状が出ていません。
しかも徐々に症状が落ち着いていったというようなものではなく、禁煙開始の翌日にはもうピタリと症状は出なくなり、そのまま現在2年と数か月です。
なんとこの間、胸焼けを感じた記憶が無いのです。(アタマハウッテイマセンヨ)
皆無です。おそらく一度も出ていません。
「またまた~油もの食べたときとかにはあるでしょう?」と思われるかもしれませんが、実は僕はダイエットや筋トレにも励んでいまして、もともと油ものは控えていますし、酒も飲みません。
それゆえにタバコ以外での胸焼けはほぼ考えられなかったことと、タバコが不調の原因であることが特定しやすかったということもありました。
そして僕の胸焼けの原因がタバコによるものだったとあえて言いますのは、過去に何度か禁煙に挑戦してきた中で、タバコを吸わない間だけは胸焼けが起こらないことを少なからず実感してはいたからですね。
ですので禁煙をすればあのつらい胸焼けの症状が緩和されるであろうことはあらかじめ予測していましたし、何よりこれは自分が禁煙をする大きなメリットや意義にもなりますからね。
そういった意味ではかなり前から意識してきたことであるということと、禁煙と同時に自分自身の身体で検証してきた結果でもありますので、あえて断言させてもらうこととします。
僕の胸焼けはタバコが原因だったと。
それにしてもここまで効果てきめんとは良いですね、禁煙によってまた一つ悩みが減りましたよ。
おわりに
タバコが逆流性食道炎や胸焼けの症状を引き起こす大きな要因となっていることから、タバコを吸う人で、僕と同じく日常的につらい胸焼けの症状を実感しているという人は相当数いるはずです。
もしあなたが喫煙者で、今現在ひどい胸焼けの症状に悩んでいるのであれば、僕は全力で禁煙することをおすすめします。
先ほど僕が胸焼けがさらに悪化して、食道がんなどの大きな病気になってしまうことをリアルに想像したという話をしましたが、実はもう一つリアルに考えたことがあるんですよね。
それは病院でお医者さんに、
「手遅れですね。」
と言われてしまうこと。
「なんであのとき、胸焼けの症状が出てきていたときにタバコをやめなかったんだ・・・!」
「あのとき、思い切ってやめていればこんなことには・・・。」
絶対にこのように後悔するであろう、そんな自分をリアルに想像したのです。
少なくともすでに無視できないほどの症状は出ていたわけですからね。そりゃ良くも悪くもその先の想像が生々しくもなるというものですよ。
だからあなたにも僕から伝えたいことがあります。
- 将来がんと闘うよりも、【今】禁煙するほうが圧倒的にラクであること。
- 【今】なら間に合うが、明日では手遅れになることもあるということ。
- 【今】後悔している未来の自分が想像できるなら、禁煙してその未来を変えましょう。
後悔先に立たず。
そしてこの記事をここまで読んでくれたのも何かの縁。
あなたの禁煙のタイミングは、まさに【今】なのではないですか?^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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