「副鼻腔炎の原因はいったいなんなんだ・・・。」
副鼻腔炎(ふくびくうえん)になると、鼻からとめどなく膿(うみ)の混ざった鼻水が大量に出てきたりして、かなり気持ち悪いし不安にもなりますよね。
僕も初めてこの病気になったときには、自分の脳みそが溶けて液体になって鼻から出てきているのではないかと本当に思ったくらいです。真っ黄色なドロドロした膿が、鼻腔の奥深くから延々とそして大量に流れ出て来る様には恐怖すら覚えましたね。
そのおぞましくも恐ろしい副鼻腔炎ですが、禁煙してからというものこれが一度も出ていません。
以前は一年に1回もしくは2回ほど、風邪をこじらせると同時に副鼻腔炎を併発するということがありました。しかしタバコをやめてから2年以上が経ちますが、それがまったく出なくなっているんですよね。
これは快適だなと思うのと同時に、そういえばそもそも禁煙をしてから風邪をひきにくくなったなということと、やはり副鼻腔炎にもタバコがかなり関係していた可能性が高いなということを今考えています。
ということで今回は、僕の副鼻腔炎はタバコが原因だった可能性が高いということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
副鼻腔炎とタバコの関係性
そもそも副鼻腔炎とタバコに関係性はあるのかという話ですが、これは調べてみればすぐに出てきますね。
タバコの煙が鼻の粘膜を慢性的に刺激し、なおかつ不衛生にすることで粘膜を弱らせ、細菌感染による炎症を引き起こしやすくしているという理由です。
ここに副鼻腔炎とタバコの関係性があるということですね。
そしてタバコを吸わないでいると粘膜の強さや免疫力を落とさずに済むので、それがそもそも風邪をひく頻度にも関係してくるのでしょう。
ちなみに本来、副鼻腔炎の原因の多くは風邪の細菌やウイルスによって引き起こされるものが多いのですが、突発的に症状が出るものを【急性副鼻腔炎】、そしてそれが長引いて慢性的になってしまっているものを【慢性副鼻腔炎】(蓄のう症・ちくのうしょうとも)といいます。
僕の場合は風邪をこじらせたときによく副鼻腔炎を併発していましたので、いわゆる急性副鼻腔炎という診断を受けていました。
治療には抗生物質などの薬をもらって、1週間~2週間程度で症状が治まっていくということが多かったのですが、最初にその症状が出たときには本当に焦りましたよ。
風邪の症状も少し落ち着いてきたなと感じていたころ、ふと鼻からさらさらと水のような鼻水がポタっと垂れたなと思ったら、それが透明感のある真っ黄色な液体。そしてそれを指で触ると接着剤のようにやたらとベタベタと引っつくのです。
「な、なんじゃあこりゃあ・・・」と、鼻をかみますよね、そうするとずるずるずるずると大量に途切れることがない鼻水が出てきて、ティッシュからあふれんばかりなんですよ。
「ひいいいいい!!」と洗面所に走り、そこでも鼻をかむのですが、「え・・・?顔のどこにこんだけの量の粘液が入ってるの・・・?」というほどにずびずばーと流れ出てくるわけです。
これが冒頭に話した、「脳みそが溶けてしまっているのではないか」と思ったシーンなんですが、実はこれが鼻の横やおでこの近くにある副鼻腔の空洞に目一杯溜まっていた膿だったんですよね。
通常の鼻水ともちょっと違うからびっくりするんですよ、とにかく黄色いというかむしろ金色っぽくて、そして微妙に透明感もあるが非常にベタベタした液体。(お食事中の人はゴメンナサイ)
「こ、これはあかん・・・。」
ということで僕は嫁さんに、「すぐに病院に電話して、の、脳みそが溶けてしまっている患者がいると伝えてくれ!」と言いましたが、嫁さんは慌てずにきちんと、「風邪と頭をこじらせている者が一名おりますがお願いできますか」と伝えてくれました。
そしてそのあと病院で急性副鼻腔炎と診断されたというわけですね。
慢性化させると大変
一度副鼻腔炎を発症してからというもの、風邪をひくたびに副鼻腔炎を併発するような状況にもなってしまっていて、ある意味慣れてきていたとも言えますが、これは慢性化させると大変だなということもよく分かりました。
症状が強く出ているときには、常に鼻から膿が垂れてくるようなこともありますし、副鼻腔内に膿がたくさん溜まると、それが頭痛や目の周辺の痛みなどを引き起こすんですよね。
なるほど、これは蓄のう症の人の大変さが少しは分かるなと。
そして副鼻腔炎や蓄のう症の原因が、完全に病気や体質によるものならば仕方がないこともあるとはいえ、わざわざタバコを吸ってこの病気を引き寄せる必要はないのではないか。そう考えたんですよね。
というのも、タバコの煙が目や鼻にしみるたび、「これが身体に良いわけがない」ということは以前からずっと感じてはいましたからね。
タバコの煙は思っているより有害
これは今だからこそ言えることですが、タバコに含まれる有害物質は、本当に以前の僕が考えていた次元より遥かに人体に有害であるということを今はよく理解しています。
新型コロナの主な感染経路としても、目や鼻の粘膜という言葉はよく出て来るじゃないですか。目や鼻の粘膜をしっかり保護しましょうと。
タバコはその粘膜を汚し、傷つけまくる行為ですからね。ウィルスや細菌にとっては身体に取りつき入り込むためには大助かりなわけです。
タバコを吸って、自分の身体を弱らせるのはもうやめよう。
この考えが出て来ると、また一つ禁煙をする意味が出来上がってきます。
喫煙によって自分の体を毎日毎日痛めつけ、それでも自分の体(細胞)は、けなげにも毎日毎日これを回復させようと頑張っています。
歳をとり、その細胞たちの修復力や免疫力が落ちてきたとき、人は病気にかかりやすくなるのでしょう。
僕の場合はそれが副鼻腔炎だったわけです。
人によってはこれが細胞の病気(がん)にもなることがあるのでしょう。
いや、このままタバコを吸い続けていれば、次は僕も副鼻腔炎では済まない、今はこのことがよく理解できるのです。
そういった意味では、僕の副鼻腔炎の経験も自身の禁煙の役には立っていますし、不健康を味わうことで、より健康の大切さを認識することにも繋がっています。
おわりに
人は年齢と共に、身体のあらゆる部分が衰えてきます。
若いときには問題がなかったことも、それは若さゆえにカバーできていただけのことだったのかもしれません。
僕はこのまま喫煙を続けることが、大きな病気を招くということをかなりリアルに想像できるようにもなりましたので、もうタバコは吸いたくないなと思うわけです。
副鼻腔炎に限らず、あなたも何かしら身体に不調を感じることはありませんか?
それがタバコに関係するものであるならば、いや、たとえそうでなくとも、少しでも健康でありたいと思うのならば、タバコは早めにやめるに越したことはありません。
僕は心からそれをおすすめしますよ。
自分の身体が発する不調信号を見逃さないでね!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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