「長年皮膚炎に悩んでいる」
まあ・・・、あの、僕のことなんですけどね・・・。
アトピーとまではいかないものの、昔から皮膚の弱さには難儀していて、特に原因不明の「湿疹(しっしん)」とは本当に長い付き合いです。
赤い斑が急激に広がるようないわゆる蕁麻疹(じんましん)とは違う、かといって何かの植物に触れたようなかぶれともまた違い、どちらかというと「あせも(汗疹)」に近いですね。見た目には。
ただ、冬場の汗をかいていないときにもよく現れるし、乾燥や皮脂不足も関係があるのかもしれませんが、とにかく年中無休で、何か月かに一度は体のどこかによくできます。
症状としては小さな赤い斑点というか細かいブツブツが腕や脚、お腹や背中あたりによくできます。そしてそれがとにかくかゆい。これがかなりつらいところですね。
最初は例えば太ももに直径5センチくらいの範囲でできたりしますが、一度できると薬をつけても症状が治まるまでには数週間程度はかかります。その間はとにかくずっとかゆい。場合によっては眠れなくなるほど。
さらにそれをかき壊してしまうとこれがまた大変で、最悪は20センチから30センチくらいの範囲にまで拡大したり、さらにはとびひのような状態で、他の部位にうつったりすることもあります。
皮膚の表層を波紋のように拡大しながら、数週間後くらいには消えてなくなることが多いのですが、薬の影響もあって経過後には皮膚に色素沈着してしまうことも。
いくつかの皮膚科で何度も診てもらってきていますが、診断は主に食べ物(アレルギーではない)やストレス、そのときの免疫状態の可能性など、やはりあくまで体質やそのときの体調によるものが大きく、これといって病名もつかないような診断が多かったですね。
そういう意味で原因が不明、これといって特定できないというものです。このこと自体は特に珍しいことではなく、本当に人によるものということで、こういった病気にはよくあることなんですよね。
とりあえず塗り薬と、膿やただれがひどいときには抗生剤などの飲み薬を処方されることが多かったです。
とまあ、ここまでが僕の個人的な長年の悩みなわけですが、わざわざこんな話をするのはですね、なんとタバコを吸わなくなってからこの症状がわりと改善していると感じているからですね。
僕の皮膚炎とタバコ、「これまたのっぴきならねえ関係性があったんじゃあないの?」ということで、今回はタバコと皮膚炎について深く考えてみました。
タバコと皮膚炎の関係性は?
まずタバコと皮膚炎に関係性はあるのかという話ですが、これはもう調べるまでもなく「ある」と思っていたほうがいいですね。
タバコは体内のビタミンCを破壊しますし、血行も悪くするので、とにかく皮膚や肌にとってはかなりの悪影響があることが分かっています。
シミやしわの原因となって肌の老化を早めたり、慢性的な肌荒れや吹き出物の原因ともなりえるということですね。
また、タバコに含まれる多種多様多量の有害物質そのものによるアレルギーの可能性や、その有害物質が付着した指先や衣服で肌をこすることによって、皮膚が不衛生な環境になりやすいのも一因となっているのかもしれません。
さらには血流を悪くしたりビタミン類を破壊するということは、それすなわち人体の免疫機能を低下させるということにも繋がるわけですから、いずれにしてもとにかく良いことはないというわけですね。
たしかに、以前皮膚科のお医者さんに、「タバコは吸いますか?」と聞かれたこともあります。
その可能性も少しは考えられるということなんでしょう。まったく関係がなければそんなことは聞かないでしょうからね。
そしてそこで「じゃあタバコをやめてみるか」となればいいのですが、根っからの喫煙者はそうはいきませんよね。100%それが原因とならない限りはそうはなりません。いや、それが原因といわれてもはたしてどうかというところです。
実際のところ僕も「どうなのかなぁ」と考えながら、その後も長い間ずるずるとタバコを吸い続けてきた次第です。
この煩わしい皮膚炎と付き合いながらね。
禁煙してからの皮膚炎の状況
上記の画像のような疾患ですね。(※実際の僕の皮膚ではなく参考画像です)
とにかくかゆみが強く、最初は小さくても掻けば掻くほど広範囲に広がったり、ただれやとびひのように悪化して長引きやすくなったりもします。(ブツブツが繋がって広がっていくことも)
禁煙してからこの症状が改善されたと感じているのは、その頻度ですね。
長年、2か月から3か月の間には一度はどこかに現れるような感じで、下手すると毎月、あちらが治ればこちらという具合に出ていたものですが、これがこのところずいぶん期間が空くようになりました。
それでも半年に一度くらいは忘れたころにできてきたりもするんですが、それでも前よりは悪化しづらくもなった気もしますし、とにかくこの症状に悩まされる時間が少なくなったことは僕にとってはとてもうれしいことです。
とはいえ、例えばこの画像を見た人で、私はタバコを吸わないけど同じような症状があるという人もいるでしょう。実際に僕もタバコを吸わなくても出てはきます。
だからこそこれは100%タバコが原因とは言えず、他の要因や環境も考えられると言わざるをえないわけですね。つまりはその人の体質によるものと。
ただですね、今回僕が言いたいのは、「タバコがその体質をより悪化させている可能性があるよ」ということです。
つまりもともと皮膚トラブルが起きやすい人がタバコを吸っていると、なおのことその頻度の増加や症状の悪化を招きやすくなってしまうのではないかということです。
僕の場合は、タバコを吸わなくなってから症状が改善したと感じているのは事実です。治ってはいませんけどね。
「あ・・・、やっぱりそもそも治らないものなんだ」というほのかな絶望感と共に、「い、いやあ、でもだいぶラクになってよかったよ!」という気持ちが同居していますよ。笑
ということでこれもタバコに関連した話として書いてみました。
おわりに
これも僕の話ですが、皮膚炎の他にもむずむず脚症候群に胸焼け、息切れや不整脈などといった別の心配事もかなりありましたからね。(他の記事にありますが、かなり改善されている)
普通に老化現象もありますでしょうし、全部が全部タバコが原因とは言いませんが、それでも「もしかしたらタバコをやめたら少しは改善されるのかな?」と考えることは多かったですからね。
気になっていたことや悩んでいたことがが少しでも改善されることは良いことです。気持ちもラクになります。
もしあなたも現在健康面で不安なところがあるならば、やはり禁煙も視野に入れて考えてみることをおすすめします。思いのほか、「あれ?前よりは良くなったかな?」と感じることがあるかもしれませんよ。皮膚炎に限らずね。
もし万が一そうならなくても、「禁煙はできた」となれば素晴らしいじゃないですか。それだけですごいメリットですよね。少なくとも失っていた身体の免疫力や回復力の向上にも期待できますから。その後もいろんなところが改善される可能性は少なくないということですよ。
さあて、どうします?禁煙。ニヤリ
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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