「歯茎(はぐき)から血が出てくるんだが・・・どうなっているんだ・・・。」
僕の数年前からの悩みです。
いわゆる歯周病(ししゅうびょう)というものですね。
歯磨きのときに出血しやすいばかりでなく、酷いときには何もしていないのに口の中に血の味がしてくる、つまり勝手に歯茎から出血してくることさえもあります。
そりゃ気持ちの良いものではありませんよね。
パソコンなどを見ているときに、ふと口の中が鉄くさいような感じがして、ティッシュに出してみるとなかなかの出血量。
慌てて洗面所で口をゆすいでみるも、歯茎からじわじわとしつこく血が出てきます。
しばらくすると出血は止まるんですが、これが数日に一度くらいの頻度になってくるとかなりうっとうしいですし、不安にもなってきます。
もちろんその後歯医者さんに相談したこともありますし、ネットでも歯周病についての情報を集めたりもしました。
そうするとですね、やっぱりあるんですよね。
きゃつの存在が。
そうです。タバコですよ。
「歯周病 タバコ」で検索してもらえばいくらでも出てきますが、結局タバコもまた歯周病の大きな原因になりやすいんですよね。
まさに百害です。
古い話ですが、シンナーで歯がボロボロになるイメージがありますが、タバコでも歯はボロボロになるということをご存知でしょうか。
勇気があれば「タバコ 歯」で「画像」を検索してみてください。
とてもきれいなものではありません。
歯の健康のためにも、そして美容のためにも、ぜひ禁煙をしましょう。
ということで今回は、僕の歯周病の原因はタバコの可能性が高いということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
タバコは歯周病の原因になりやすい
そもそも歯周病とは、口腔内の細菌による炎症を伴う疾患で、歯の周りの歯茎が炎症を起こして出血したり、歯を支えている骨が溶けてしまうこともあります。
段階的には、歯茎から出血しやすくなる歯肉炎(しにくえん)、次に歯周ポケットが深くなり歯の根元の骨が浸食され始める歯周炎(ししゅうえん)、そして最後にはいわゆる歯槽膿漏(しそうのうろう)といわれる重度の歯周炎となり、歯茎は垂れ下がり歯が抜け落ちるという段階に到達します。
この段階的な歯肉炎や歯周炎の総称を、歯周病というわけですね。
つまり僕の場合ですと、すでに歯肉炎という段階には到達していると思われます。
確かに歯茎が腫れていることもありますし、その部分の歯周ポケットもいつも気になるところです。また、出血も明らかにその歯周ポケット周辺から出てきています。
とにかく少なくとも結構な頻度で出血があるわけですから、とてもそれが健康的な状態だとは言えないですよね。
それでは次に、この歯周病とタバコにどのような関係があるのかということについて見ていきましょう。
歯周病とタバコの関係
歯周病自体は虫歯が原因となったり、歯磨きが不十分であることも挙げられますが、必ず大きな原因として挙がってくるのが喫煙です。
喫煙者の歯周病のかかりやすさは、非喫煙者の4倍とも5倍ともいわれています。
その理由はなんでしょう。
タバコが歯周病の原因となる主な理由は、以下のようなものがあります。
・喫煙行為が細菌を駆除する白血球や免疫の働きを低下させるため。
・喫煙により唾液の量が減り歯垢や歯石を付きやすくするため。
・喫煙により血行が悪くなり必要な栄養や酸素が供給されにくくなるため。
歯周病の要因としては他にもストレスや体調不良なども挙げられることもありますが、それすらもタバコと関連性があるというもの。
そもそも習慣的喫煙行為自体が、様々な体調不良や慢性的なストレスを抱える原因となっているわけですからね。
そして上記の理由からも分かる通り、喫煙によって口の中を慢性的に汚染し口内環境を悪化させたり、毛細血管への血行血流を悪くさせたり、それによって身体の免疫力や抵抗力を低下させるということが、すなわち歯周病を招く結果となりやすいということですね。
確かに、これは納得せざるを得ません。
タバコを吸っている間はどう考えても口の中が衛生的とは思えない状況にありましたからね。
いくら歯を磨いてもその数分後にはまたタバコを吸っていましたから。
歯も黄色く、歯医者さんに行くたびにクリーニングを頼んでいましたが、それは根本的な解決にはなっていなかったわけです。
さらには、タバコに含まれる一酸化炭素などの作用により、身体の血流が悪くなり酸素供給不足にもなるため、歯周病の進行を早めるだけでなく、出血量の少なさや歯茎の腫れの少なさから、歯周病の発見自体を遅らせることになる可能性もあるということも指摘されています。
気づいたら歯がグラグラ、そしてもう抜かなければいけない状態に。そんな可能性もあるということですね。
そして何が恐ろしいかって、僕の歯茎からいつも出血している箇所ですよ。
それは僕がタバコを吸うときにいつもくわえていた、まさに唇の中心からやや左の位置にあたる部分。いつも左手でタバコを吸っていましたのでね。
ちょうどそこにあたる上の前歯のやや左の歯茎ですよ、いつも出血するし、明らかに歯周ポケットが深くなっているのは。
歯医者さんでもその部分の歯周ポケットの深さを診てもらいましたが、「確かにちょっと深くなっていますね。でもまだなんとか大丈夫ですよ」と。
なんとか・・・、そ、そうですか。と。
まあ、そんなこともありましてね。
どの道これから他の部分も含めて悪化する一方でしかない喫煙行為は、早めにやめたほうがいいのは間違いないな。これは禁煙を開始する以前の話ですが、素直にそのように思えました。
あなたもお口の健康が気になるならば、とにかくタバコは本当に良くないということは知っておいてくださいね。
おわりに
結局のところ、歯周病が進行すれば口臭はきつくなる、見た目も悪くなる、口の中がネバネバしたり血が出たりとより不衛生、あげくの果てには歯抜けですかと。
これは嫌ですね。
いつまでもできるかぎり美しい自分でありたいものですからねぇ。ウフフフ(40代のおっさんですけど)
また、近年では歯周病と糖尿病の関係性も広く知られてきていますからね。
ここでは詳しくは解説しませんが、歯周病が人体の血糖値に悪影響を及ぼすことも分かってきていますし、逆に糖尿病が歯周病に影響があることも分かっています。
とにかく、歯周病にも糖尿病にも、またガンにも脳梗塞にも肺気腫にも、できれば僕はなりたくないのです。できればね。
タバコはガチの百害。これらの病気とも全部密接に結びついています。
僕はその中で、まずは歯周病ですか。
じゃあおそらく次はガンか糖尿病か肺気腫ですね。
それは今まで家族や親戚の中でもずっと見てきたことです。まさか、自分だけは大丈夫だとは思わないほうがいいですね。気をつけようと思います。
だから、タバコをやめました。
酒やタバコも若い頃には大丈夫だと思うものです。しかし大抵、それらを20年以上続けた40代から50代のころ、身体に目に見える影響が出て来るものなんですね。
せめてそこで真剣に自分の身体のこと、健康のことを考えるか否か。
それでこの先の未来も変わるのでしょう。
歯周病から少し話が逸れましたが、あえて言うならばこれです。
やめるなら今のうち。
ですよ。
禁煙に遅すぎるということはありません。
そうそう、言い忘れるところでしたが、禁煙をして2年、歯茎の出血はだいぶ落ち着いています。半年に一度くらい、忘れたころにありますけどね。
さらに細かく言えば、歯茎の色や張りも改善しているであろうとは思います。
自分では気づかない程度かもしれませんが、歯周病の進行が穏やかになっているかもと考えれば、また一つ禁煙の価値も高まるというものですよね。
病気は身体のシグナル。
できることはやっていきましょう!
さあ、あなたももっと美しく!!^^(※おっさんです)
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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