「思い切って禁煙しようかな・・・」
ナイスです。
今あなたがもしそのように考えているのであれば、僕は全力で禁煙をおすすめします。
タバコを吸い続けることはデメリットが大きいですし、実際にあなたもそう考えて禁煙をしようとしているのではありませんか?
それでしたらなおさらここで、あらためてタバコのメリットとデメリットについての話を聞いていってください。
禁煙の秘訣はタバコのことを知りつくすことですからね。
ということで今回は、タバコのメリットとデメリットについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
タバコのメリットは?
それではさっそくタバコのメリットから考えていきましょう。
言い換えれば、タバコを吸うことによって得られるメリットということですよね。
結果はこちらです。
そんなものは無い。(ドーン!)
以上です。
(完)
・・・
おっとスマホの画面をたたき割るのはもう少し待ってください。
語弊があるといけませんので詳しく解説していきますが、少なくとも禁煙を考えている人がまず第一に知らないといけないことは、そもそもタバコにメリットといえるものは一切無いということです。
確かに、それらしいものはあるんですよ、それらしいものはね。
でもそのそれらしいものをメリットだと思い込んでしまって(信じてしまって)いるもんだから、なかなか禁煙ができないのです。
メリットだと思っていたものが、まったくメリットではなかったと気がついたとき、100年の恋もなんとやらということですよ。
それでは詳しく見ていきましょう。
そのそれらしきもの
それではタバコのメリットだと思われていたものについて考えていきましょう。
これは実際に僕がタバコを吸っていたときに思っていたこともありますし、他の喫煙者から聞いたことのある話や、ネットで集めた情報なども入っていますがまずは見てください。
・リラックスできる
・ストレスが解消する
・やる気が出る
・便秘が解消する
・痩せる
・おいしい
・香りが良い
・暇つぶしになる
・みんなで吸うのは楽しい
・かっこいい
・タバコを吸っている自分が好き
実に多くありますね。
これだけ見たらすごくタバコにはメリットがあって、年齢制限なんてどこ吹く風で、早く吸ってみたいと思ってしまう若年層の気持ちも分かりますよね。
親が喫煙者で、普段からタバコを吸う姿を見ていたらなおさらです。
実際に僕もそうやって無知な若い頃にタバコにハマったわけですからね。
つまりですね、
これを洗脳というんです。(ドーン!!2回目)アワワワワ・・・
詳しく解説しますね。
まず第一にタバコを吸うと落ち着く、リラックスできる、ストレスが解消する、やる気が出るという、まさに一番知られたタバコのメリット(と思い込みやすいもの)ですが、これが最初にして最大のタバコのトリックだったんですね。
実際に禁煙してみるとこれが本当によく分かります。
ただただ、ニコチン切れの禁断症状を抑えていただけ。
本当にそっくりそのまま、この一言に尽きます。
タバコは吸い終わった瞬間から、禁断症状が始まります。
それこそ喫煙後30分で血液中のニコチンは半減し、1時間でさらにその半分になるといわれるほどのスピードで減少していきますので、一日に吸う本数は人それぞれとはいえ、喫煙者は数十分から数時間もすればすぐにタバコを欲することになるのです。
そしてタバコを吸ってから次のタバコを吸うまでの間は、本来タバコを吸わない人には起こりえないニコチン切れによるイライラやストレス、気だるさなどと戦うことになります。
そこで新たにタバコを吸ってニコチンを摂取することで、「ふぅ、落ち着いた」とか、「ああ…気持ちいい・・・」とか、「よし、やるぞ」みたいに感じるわけですね。
その経験を一日に何度も何度も繰り返し、それを毎日毎日反復することで、依存症になります。
つまり喫煙者はタバコを吸うことでみずから禁断症状という多大なストレスを作り出し、さらにタバコを吸うことで何かが良くなったと思い込んでしまっているということです。
非喫煙者A「え?お金を払ってそんな無意味なことをしているというの?」
非喫煙者B「す、吸わなければそもそもそのストレスは生まれないんですよね・・・」
非喫煙者C「ああ…気持ちいい・・・とか言っちゃってるし・・・薬物と何が違うの?」
非喫煙者D「喫煙者ってもしかして○○なの?」
非喫煙者E「う、うわあぁ・・・。」
も、もうやめてー!!!
はいはい、解っていますよ、今はね。
僕も目一杯この罠にハマっていましたよ。
禁煙して本当に実感しています。
まったくもって本当に、タバコを吸ってニコチン切れの禁断症状を回復していただけでした。
タバコをやめた今は、あのニコチン切れ独特のイライラや気分の落ち込み、焦燥感、落ち着きの無さが、皆無なんですからね。
こういう例えがあります。
あなたが財布を落としたとします。かなり不安でイライラ落ち着かなくなります。誰かが財布を拾って届けてくれました。あなたは嬉しくなってその人にお金を渡します。それをストレスが解消した、気分が良くなったと認識して、しまいにはわざと何度も財布を落とすことを繰り返すと。
非喫煙者A「いや、落とさなければよくね?」
ヤ、ヤメロ!!!(泣)
タバコも同じです。自分でストレスを作りだしては、自分でそれを解消しているだけの行為です。お金を払ってね。
さらに元喫煙者の僕がもっと言うと、実は元の状態まで回復すらしきれていません。
明らかに喫煙者のときのほうが日々イライラしている瞬間が多かったです。
禁煙したらあの独特のギューッと胸を締めつけられるような、どうにもならないような禁断症状のイライラが、もうまったく無い。何時間でもPCに向かって作業できるし、趣味にも没入できる。すぐにイラっとすることもずいぶん減りました。
だからこそ断言します。
タバコを吸わないほうが落ち着いてゆっくり生きられます。
こういったことに気がつき、罠にハマっていたことを知り、もうだまされないようにすることが禁煙の第一歩というのは間違いありません。
その他のメリットっぽいのは?
一つずつ解説していると非常に長くなってしまいますので、ある程度まとめて話していきますね。
タバコはダイエットになる、痩せる(やせる)、便秘も解消するという話。
これは特に女性が陥りやすい罠かもしれませんね。
もちろんこれに関してもタバコの狡猾な罠であり、巧みなトリックであり、喫煙者を錯覚させているまやかしです。
ただ、何が狡猾かというと、すべてがあながち嘘じゃないというところです。
タバコを吸うと食欲が減退しますし、嗅覚も鈍ります。そのため、ご飯に感じる旨味も薄くなりますし、食べる量にも影響が出ます。
また、タバコを頻繁に吸い続けることで、心拍数が上がりますので、確かに分かりやすくいえばちょくちょく軽い運動をしているような状態になるんですよね。
これがタバコは痩せるといわれるゆえんですが、はっきりいってそれはやつれているだけです。
とても健康的な痩せ方とはいえませんし、その引き換えとして肌荒れ、白髪、脂性、抜け毛などの老化現象や、高血圧や冷え、血管や内臓へのダメージの蓄積によるあらゆる病気のリスクを手に入れることになります。
さらには心肺機能も弱まりますので、運動が億劫になりやすいという悪循環もセット。
実際には喫煙者には太っている人も多いですしね。結局そういうことです。
きれいに健康的に痩せたいなら、タバコじゃないですよね。
栄養バランスの良い食事と運動です。
タバコは逆の行為です。
あとは似たところで便秘の解消ですね。
これもタバコに含まれる有害物質を身体が摂取することで、脳への覚醒作用と併せて、胃腸の排泄運動が一応は活発化することによって起こるものです。
ただ、言い換えれば悪いものを身体が早く排出しようと頑張っているだけで、それによって常に軟便や下痢気味の体質になっている喫煙者も多いのです。
それを健康的とは僕はもう思いません。
実際に僕もずっと下痢または軟便体質でしたが、禁煙して一旦は便秘気味になったものの、身体機能の改善とともに、今では非常に健康的な便が出るようになっています。
やっぱりあのときは健康的とは呼べず、身体に負担をかけていただけだということが分かりました。
あとはタバコがおいしいとか良い香りと感じることについてですが、これも薬物たるゆえんです。
最初はクソまずく感じていたのに、吸い続けるうちにうまく感じるようになりましたよね。
そうなるように造ってあるのです。
何百年も続いているタバコの製造技術をなめちゃいけません。
タバコには何千という成分があり、味覚や嗅覚、脳や神経に多大な影響を与えます。
最初はまずい、くさいと感じても、吸い続けることでちょうどいい具合になるように調整、調合することなど、現代の技術では容易なことでしょうね。
それをおいしいおいしいと喜んで購入して吸っているのが喫煙者です。
僕は「うわ~思いっきり引っかかってしまってたな~」、「毒にお金出してたなんて」と、今ではそう考えていますし、なにより禁煙してから嗅ぐ他人のタバコのにおいですよ。
くっせぇ。非常におっさんくせぇ。
ま、僕もおっさんなんですけどねー。(白目)
それが本来のタバコの香り、というかにおいなんですよね。
自分では良い香りと思っていても、世の中の約8割は非喫煙者の時代ですよ。
周りがどのように思っていたかを考えたとき、僕は正直恥ずかしくなりました。
さらにその他の意見
あとは暇つぶしになるというのも意味は分かりますが、例えば仕事中にもいつでも暇つぶし(タバコ休憩)をしているのかという話ですし、それはただ依存症の症状だったということはもうここではっきりしておきましょう。
暇つぶしというか、タバコに吸わされていただけですね。
また、みんなで吸うと楽しいというような意見も見つけたので書いたのですが、さすがに、「え?薬物を・・・?みんなで・・・?吸引することが・・・?楽しいですって・・・?」
こちとらもう40代ですよ。
昔の中学生の頃のシ○ナーの感覚でも残っているんですかね。やめましょう。
そして最後はタバコを吸うことがかっこいいというイメージや、強さの象徴、さらにはタバコを吸っている自分が好きという意見がありました。
これは僕も非常によく分かります。
若い頃には、タバコを吸うことが男らしい、強く見える、ちょっと悪ぶれるという気持ちがありましたよね。というよりはタバコを吸い始めるきっかけとして、必ず上位に入る事案です。
ただ、何回でも言いますけどね。
こちとらもう40代なんですよ!クワワワッ!!
僕も嫁も子供もいますけどね、今さら一体誰にかっこつけてるんですかって話ですよ。
むしろ、何度禁煙に挑戦してもやめられないお父さん。ヤバいくらい口のくっさいお父さん。本気で男らしく強くなりたいなら肉体の一つも鍛えればいいのに、いまだにタバコを吸うことで強くなれると思っているお父さん。
それが子供たちから見て本当に賢くてかっこいいお父さんだとは思えなかったので、僕はタバコをやめました。というか実際はタバコを吸うと強くなるどころか弱くなりますからね。体が。
そして最後の最後、タバコを吸っている自分が本当に好きな人は、このブログのこのクソ長い文章をここまで読まないですよね。
僕はかなり以前からタバコはやめられるならやめたいと考えていましたし、実際に禁煙が順調にいっている今のほうが充実感を感じています。つまり今のほうが良い(好き)ということです。
健康面の不安、金銭面の負担、においも後ろめたさも恥ずかしさも、やめたくてもやめられないジレンマも焦燥感も、ニコチン切れのイライラもストレスも。
禁煙したら、無くなったんですよ。
だからこそ、本気であなたにもおすすめしているというわけです。
以上のことから、タバコには本当にメリットといえるものは無い。
あると思っていたメリットはすべて幻想だった。
タバコはメリットがあると思い込ませるのが上手、そういうことが分かりますね。
タバコのデメリットは?
さて、今度はタバコのデメリットですが、これに関しては今回はもうサクッと書いていきたいと思います。
というのもタバコにはデメリットが多すぎて、この話が終わらなくなってしまうので、詳しくは別の記事であらためて細かく解説したいということが一つ。
そしてデメリットに関しては、今現在タバコを吸っている人が一番よく分かっていますよね、と考えているからです。
あなたが思うデメリットはすべて、そっくりそのままあなたに対するタバコのデメリットになります。
健康面のデメリット、金銭面のデメリット、精神面のデメリット、時間的デメリット、周囲へのデメリット。さらに細かく考えていったらきりがないくらいですよね。
その中でもあなたが一番強く思うデメリットは何でしょうか。
それがあなたの禁煙したい理由にもなりますし、デメリットを強く感じれば感じるほど、禁煙成功のチャンスが近づいてくるということも覚えておいてくださいね。
メリットがすでにデメリット
勘の良い人ならもう気づいてもらっているかもしれませんが、先ほどまで話してきたメリットと思い込みやすいが実はメリットでないもの、ありましたよね。
あれも結局ひっくり返ってすべてデメリットなんですよ。
メリットだと思っていたものがすでにデメリットだったという、何か映画みたいな話ですよね。
これがタバコの洗脳トリックです。
サクッといくと言いながらも、大事なことなので書きますね。
・リラックスできなくなる
・ストレスを増やしてしまう
・疲れやすくやる気が減退する
・結局便秘か下痢で不健康
・美しく痩せられない
・味覚嗅覚がおかしくなる
・やめられなくなる
・吸っている姿がみっともない
・かっこわるい
・もはや弱いイメージ
・自分を変えられるなら変えたい
ほぼ、真実は逆。
逆こそ真なりだったわけです。
そのうえに、さっき挙げた健康面、金銭面、精神面に時間、周囲へのデメリットが全部乗っかるんですよね。
ザ・百害でしょ。ニヤリ
本当にデメリットは多すぎて書ききれないので、今回は一旦これでまとめたいと思います。
おわりに
禁煙した今感じていることなんですが、昔はテレビでもタバコのCMがバンバン流れていましたよね。
テレビだけじゃなく映画やアニメ、ドラマの俳優さん、いろんなところにタバコの良いイメージを定着させるための仕掛けがほどこされていました。
でもね、本気で禁煙がしたいならそのころのイメージを一度リセットしましょう。
時代は変わり、法律も変わり、社会も変わったのです。
気がついた人からどんどんとタバコをやめていっています。
僕も喫煙していたときは、「タバコにはデメリットが大きいけど、ま、1割くらいはメリットもあるかな」などと安易に考えていました。
が、それも錯覚だったということに気がついたので、頑張ってやめました。
まさかのメリット0ですよ、ゼロ。
まさに、
ザ・百害あって一利無しィィィィィッ!!!(ウウウリイイイ!!)
おっと失礼。少し高ぶってしまいました。
さて、あなたはそれでも吸いますか?
本気で禁煙するあなたを僕は応援します。^^
関連記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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