禁煙から半年を迎えました。
相変わらず運動は続けていますし、体重増加も落ち着いて若干下降傾向になっています。
せっかくなのでしっかり身体を絞っていって、禁煙による内面の浄化だけでなく、見た目にも美しくセクシーなスタイルを手に入れたいですね。おっさんですけど。
ただですね、禁煙半年が経過して、すべてが順風満帆、もう我が生涯に一片のタバコ無し!かといいますと、そういうわけにもいかないんですよね。
禁煙半年のこの辺りで、特に注意しておかないといけないことがあるんです。
今回はそのことについて話していきたいと思いますので、一緒に見ていきましょう!
心理的依存の恐ろしさ
禁煙半年ごろ、特に注意しておかないといけないことといいますのは、心理的依存というものです。
ニコチンが体内から欠乏することで、イライラしたり集中できなかったりしている状態、いわゆる離脱症状が身体に強く出てタバコを吸いたいと思ってしまう、そのような状態を身体的依存、または薬物的依存状態にあるなどといわれます。
この身体的依存状態に関しては、禁煙開始直後からつらい離脱症状という形で悩まされてきましたが、半年が経過した今は、もう乗り切ったと言っても問題無いでしょう。
問題は、心理的依存のほうなんですよね。
もうタバコとは完全に決別したはず、それなのに本当にふとした瞬間、タバコが頭をよぎってしまう状態、「あれ…?ちょっと吸いたい・・・のか?」というような小さな感情が芽生える瞬間。
これは以下のようなタイミングで出やすくなると考えられます。
・映画などの喫煙シーンを見たとき
・飲み会などでテンションが高まったとき
・寂しさや悲しみを感じたとき
・酷く落ち込んだとき
・イライラしたとき
・仕事やスケジュールが片付いたとき
・過去を懐かしんでいるとき
・手持ち無沙汰のとき
・間がもたないと感じたとき
たくさんありますが、そのシチュエーションは人それぞれということです。
僕の場合は特にイライラしたとき、大きなストレスを感じたときというのが危ないことが分かっています。
自分の「トリガー」となる状況ですね。これはもう自分のことをよく分析して気を付けるようにしていますので、今のところは大丈夫なんですが、過去にはこれが原因でちょうど半年間の禁煙を失敗していますので、そのことも後でお話ししますね。
半年経っても吸いたくなる理由
禁煙して半年が経過してもなおタバコを吸いたいという気持ちが湧いてしまう理由は、この心理的依存です。
今まで人生のあらゆるシーンでタバコを吸ってきましたよね。
つらいときも悲しいときも、嬉しいときも楽しいときも。
禁煙から半年が経ったとはいえ、僕たちの脳に過去に喫煙していたという記憶はまだまだ色濃く残っています。
それがあるシチュエーションをきっかけに、ふと脳裏をよぎることになるわけですが、どのタイミングでそうなるかは、その人が一番タバコを必要としていたシーンというのも関係があるでしょう。
僕も喫煙者でいた間は、タバコによってストレスを解消していると本気で思っていましたからね。
今はよく分かりますが、それはただニコチン切れのストレスを解消していただけ、つまりタバコによって得たストレスをタバコで解消していただけという、本当に無駄なことをしていただけなんですが、これがまたなかなかに厄介。
脳が、タバコを吸ってストレスが解消した、気分が良くなったという部分だけを切り抜いて、その部分だけを強く記憶(記録)しちまってるんですよね。(何やってんだよ俺の脳みそ、このバカチンが!)
そのせいで、過去に「こんなときによくタバコを吸ったよな・・・。」というようなシチュエーションが起こると、ふと脳が反応してしまう。
脳「どうしたの?こんなときはタバコじゃない?いつもタバコで気分回復してたじゃないさ。タバコはストレス解消でしょ?」などと、無垢な顔して話しかけてくるわけですよ。
このバカチンが!!!
「俺たちは騙されていたんだよ!なんでお前はまだ気付かないんだ!しっかりしろ!しっかりしてくれよ!!なあ頼むよ!!おい!!!」
僕はこのように悲痛な叫びを上げますが、とうの脳のほうは、(´-ω-`)?ほーん、などと鼻をほじっているわけですよ。クッ!!!
個人的な見解ですが、タバコをやめたのに吸っている夢を何度も見るのも、現在の自分の意識と脳にある記憶のズレ、顕在意識や潜在意識というような話も含めて、そういったことが少なからず関係しているとも考えています。
過去に失敗した話
ちょっと冗談が過ぎましたが、この心理的依存は本当に侮れません。
なぜなら僕自身も過去に禁煙半年を経たにもかかわらず、この心理的依存に負けて、再度喫煙者に戻ってしまったという事実があるからです。
そのときのシチュエーションもやはり、イライラして強いストレスを抱えたときでした。
頭にタバコが浮かんで、いつもならスッと消える禁煙欲求が、ずっと頭に付いて離れなくなってしまったんですよね。
そうなると本当に弱いものです。次第に「一本だけなら」とか、「また頑張れば」、「こんな状況になったんだから今日ばかりは仕方ない」などの考えが頭の中をぐるぐると駆け巡り始めます。
そこに目の前にコンビニでもあろうものなら。もうお察しですよね、タバコとライターを買って、禁煙は終わりを迎えます。
以前に半年の禁煙を失敗に終わらせたのもこのような流れでした。
今はさらに知識と経験をもってチャレンジしていますので、まだ大丈夫ですけどね。
そこでタバコを吸ったところで何にもならない、いやそれどころか吸った直後から大きな後悔に襲われ、またあの禁断症状を始めからやり直すことになること、またタバコというストレスの塊を抱えるだけということを今はよく分かっています。
過去に失敗した経験がある僕だからこそ、心理的依存の恐ろしさはよく分かります。
本当に油断してはいけませんし、侮ってはいけません。今回はこのことをお伝えしたかったのです。
僕も今、再度の禁煙半年目です。ここで同じことを繰り返さないように十分気を付けますし、将来的には、「あの失敗の経験があったから成功できた」と言いたいですね。
対処法を考えておく
最後になりますが、心理的依存が現れたときの対処法を考えておくことが大事という話をしたいと思います。
過去の僕の失敗例を挙げましたが、そのときの僕の敗因は、多大なストレスを抱えてしまったときに、タバコ以外にその状況を解決する術をもっていなかったということがいえます。
よりによってのタバコと。(南無)
その失敗を基に深く考えたことがあるんですが、それが代わりの手段を持っておくことです。
僕の場合ですと、ちゃんとしたストレス解消法をあらかじめ用意しておけばよかったということですね。
そこで自分の好きなことは何かということを掘り下げて考えてみたり、禁煙で浮いたお金を趣味のアイテムを充実させることに使ったりということをしてきています。
具体的にはこんなものが挙げられます。
・インターネット関連
・音楽周辺機器
・筋トレ用品
・ジョギングウェア
・ホームシアター
・ホームカラオケ
・寝具
・お菓子・飲み物
・本・マンガ
などなど。
趣味だけを考えれば、他にもライブに行くことや温泉、旅行、家庭菜園まで、まだ色々あるにはありますが、ここでの最大のポイントは、「すぐにできる好きなこと」です。
それぞれの組み合わせもアリです。
例えば僕の場合、部屋で爆音でロックを流し筋トレで追い込んだ後、ワイヤレスイヤホンで音楽を聴きながらお気に入りのウェアとシューズでジョギング。帰ったらシャワーで汗を流してさっぱりする。
テーブルに好きなおやつと飲み物を並べて、そのテーブルに足を投げ出しひたすらネトゲに没入、飽きたらホームシアターでえげつない映画を観て、何なら歌まで歌うと。ギター弾きながら歌ったりもします。
あとは疲れたら気持ちの良い寝具と環境を用意してひたすら寝る、というかこれが実際一番スッキリしたりしますね。
自宅、もしくは近くの公園や図書館、そういったところでできる好きなことをあらかじめ用意しておいて、「これはいかん!」というときにはさっと飛び込めるようにしておくのです。
自分なりの駆け込み寺みたいなものですね。
これがタバコしか思い浮かばないというような、過去の僕のような環境にあると、すごく脆くて危ないわけですよ。
僕は経験からそのことを学びました。
色んなアイテムがあってお金がかかりそうだなと思われたかもしれませんが、ひと月15000円、ふた月で30000円、そのタバコ代で買えるものがほとんどですよ。
僕も実際そうやって揃えてきています。
タバコに燃やしてたお金で好きなものが買えたという実感は大きいですよ。
物は残りますしね。ぜひあなたにも味わってほしいです。
おわりに
そうそう、あえて書いておきますが、代替手段としてギャンブルはダメですよ!
あれはタバコと同様、いや遥かに災いをもたらす可能性のあるものです。長くなるのでここでは語りませんがこれも注意してくださいね。
今回はタバコの話だけでまとめましょう。
とにかくうまく禁煙できたと思っていても、心理的依存という特に注意しておかなければいけないものがあるということを知っておくことが第一。
そして第二に、自分がどういったときに喫煙欲求が出やすいのかをあらかじめ確認しておき、その衝動が起こったときの駆け込み先を準備しておくこと。
今回のポイントはこの2点です。
次は禁煙一年目指して頑張っていきましょう!
僕の失敗談からも何か学んでもらえることがあれば本望です。^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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