「タバコって身体に悪いよね・・・。」
ええ、悪いですよ。相当。
これは小学生でも知っていることですよね。
僕も二人の子供がいますが、現代では小学生ともなれば皆学校でしっかりとタバコの害について学んできますからね。すごく良い教育だと思います。
そんな子供たちが必ず持つ疑問があるんですが、何か分かりますでしょうか。
「大人はなんであんな身体に悪いものを吸っているの?」
はい、来た。これですね。
この至極純粋かつ単純な疑問に対し、大人としてそして親として、一体何と答えるべきか。
元喫煙者の僕はうんと考えさせられたことでもあります。
ということで今回は、タバコは身体に悪いのになんで大人は吸っているのか、という子供たちも疑問に思うことについて、考えていきたいと思います。
なぜタバコを吸うのか
結論から言うと、タバコを吸っている多くの人はニコチン依存症だからですね。
やめたいのに、やめられない、という病気になっている可能性が高い。(そもそもタバコをやめたくはないという人の話はここでは一旦除外)
タバコは「おいしいから?」、「かっこいいから?」、「落ち着くから?」、「楽しいから?」、「コミュニケーションがとれるから?」・・・。
過去の禁煙を志す以前の僕であれば。大の大人の身でありながら、真顔で子供たちに平然とこんなことを伝えていたかもしれません。
もし僕が子供たちにそのような誤った教育をすれば、きっと子供たちはこう思うでしょう。
「あれ?学校で習ったタバコの害は嘘なのかな?親も親戚も普通に吸っているし。よし、僕らも大人になったら吸ってみよう」と。
これはいけませんね。
さらに良くないのは、子供たちに、「お父さんたちはタバコを吸っているけど、本当はこんなもの吸わないほうがいいんだよ。だから君らは絶対に吸わないように。分かったね。」
などというようなことを、真顔で言っていることですよね。
だ・か・ら、本当は、吸わないほうがいいものを、なんで貴様は吸ってんのかって聞いてんだよぅ、おおん!?
かわいい子供たちは、きっとそう思いますよね。
一体何が言いたいのかと言いますと、本当は大人のほうがもう一度タバコというものについて、あらためて勉強しなおさなければいけないんじゃないかってことですよ。
そう考えて、僕も当時からいろいろ知識をつけてきました。
その結果として、上述した子供たちの質問について、今では自信をもって答えられることができています。その内容はこうです。
タバコというものは、最初はかっこいいとかストレス解消になるなどという思い込みから吸い始める。
それが実のところは麻薬(と同じ作用をもたらすもの)なので、繰り返し吸ううちに身体がおいしいと感じるようになってしまい、やめられなくなるし、やめようとすると禁断症状が出る。だからやめたほうがいいと思っていてもやめられなくなっている人が多い。
そして悲しきかな、そのまま一生、タバコをやめられない人も多い。
これをニコチン依存症という。
つまりタバコを吸う人は、ニコチン依存症という病気になってしまっている人が多いからということですね。
するとすかさず子供たちはこう答えます。
「じゃあ、最初から吸わなければいいんだね。」と。
正解。
大正解ですよ。というか、もう真理。子供のほうがよく分かってらっしゃる。
そしてこう続けます。
で、だからなんで貴様は吸っとんかって聞いとるやろがい!何べんも言わせるんやないど!!おおおおん!!!
(注・実際には、じゃあお父さんはどうして吸っているの?と申しております)
僕がまだ喫煙していた当時の話ですが、確かにそもそもなんで自分はタバコを吸っているのか。そういった根本的なところから考えさせられましたね。
病気なら治せばいい
まあ、これに近いような子供とのやり取りが、僕がタバコを吸っていた過去にもありましてね。
実際自分がタバコを吸いながら、子供たちには吸うなよ、なんてエラそうなことは言えんわなとも思いましたし、さらには子供たちにならって、単純な話、病気なら素直にそれをとっとと治せばいいだけじゃないかとも思えました。
子供たちとの会話の中で、いろいろ気づかされたこともあったという話ですね。
自分がニコチン依存症であるという自覚があるならば、単純に、そして純粋に、次はそれを治す(できる限り回復させる)ことを考えていきましょう。
なってしまったものはもうしょうがない。それならこれからそれをどうしていくべきかを早いとこ考えたほうがいいというわけですね。
禁煙するにあたっては、今では病院の禁煙外来も充実していますし、禁煙の書籍を買っても数百円程度。さらに僕のブログなどを参考に、自力で禁煙をするなら無料でもできますからね。
本気で禁煙したいと思うなら、とにかく試さない手は無いですよって話。
おわりに
まとめると、タバコをやめたくてもやめられないのはニコチン依存症だから。
自分もニコチン依存症なのだという自覚ができたならば、次は素直にそれを治す(回復させる)ことを考える。
治す(回復させる)方法は病院の禁煙外来や市販の禁煙補助薬もあれば、書籍やブログを参考に自力でおこなう方法もありますので、自分に合ったものを見つけ、きちんと治療していきましょう。ということですね。
先ほどの僕と子供たちとの話の中にもありましたが、禁煙をするには、自分がなぜタバコを吸っているのか、そして本当にタバコは自分にとって必要なのかというようなことを一つずつしっかり考えていく必要があります。
僕はそのように考えていった結果、もう自分の人生にはタバコは必要ないな、完全に排除したいなと考えるようになり、じゃあ次はどうすればいいか、何をすればいいかということを考える段階にシフトしていきました。
だからこそ、そもそもどうして自分はタバコを吸うのかという疑問はすごく大事なんですよね。
ちなみにタバコがかっこいいから、ストレス解消になるから、楽しいから、そんなものはすべて幻想でした。
全部、逆でしたね。
そもそも最初から必要の無いものだったのです。
じゃあどうするのっていったときに、次にするべきは、気づいたんならもうやめましょうよってことですよね。
気づいた人から、どんどんやめていっているんですよ。
自分がタバコを吸いながら、子供に「お前らは絶対やめとけよ」なんてエラそうに言う、そんなダセぇ親父にはなりたくないと思います。
だから僕は禁煙を続けます。
そっちのほうがかっこいいでしょ!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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