「このままタバコを吸っていてもいいのだろうか・・・」
そう思っている時点で、危ないですね。
おそらくあなたの今後の人生のどこかで、その思いは大きな後悔に変わる可能性が高いからです。
それは例えばこの先の未来で、タバコが原因で病気になってしまったときかもしれないですし、それとも長年タバコを吸い続けたことにより、積み重なった金額を計算したときかもしれません。
いずれにしても、あなたがこの先の人生においてタバコをやめなかったことを「もしかしたら後悔するかもしれない」という感情を抱いたのであれば、それはもう絶対的に禁煙を始めるべきタイミングにあるということが言いたいのです。
後悔先に立たず。
ですからね。
これは「事が済んでしまったあとではどんなに悔やんでも仕方がない」ことをいい、「そうやって悔やむくらいなら、その事が始まる前にもっとよく考えておきなさい」という戒めの意味を込めたことわざですが、有名な言葉なのであなたも聞いたことがあると思います。
はたして、あなたは禁煙しなかったことに後悔しないでしょうか。
「人生を終える終末期の病院のベッドの上で、タバコをやめなかったことを後悔する人も多い」ということが書かれた書籍も読んだことがあります。
確かにタバコを吸いながら80代90代まで元気に生きる人もいます。しかし、自分もその通りになるかはまた別の話ですし、その陰で実際にはもっと若い年齢のうちにタバコが要因と考えられる病気で亡くなっている人がたくさんいるということを忘れてはいけません。
例えば40代、50代、60代となるころに、比較的早い思わぬタイミングでその最後のときを迎えることになると想像したらどうでしょう。
「それでも悔いはない」というならば、それでOKです。自分の人生をどう考えるかなんてものは、そもそも人それぞれですからね。
ただ、「本当にそうなったら後悔するかもしれないな」、もしそのように考えるならば、思い切って禁煙をしておいたほうが後々の後悔を減らせるのではないかと思うわけです。
じっさい僕もそういったことはかなり考えて、禁煙の決断に至っていますからね。未来を想像して、自分に「本当に後悔しない?」と問いかけてみるのは大事。
だからあなたにもしっかり考えておいてもらおうというのが今回の話の趣旨です。
ということで今回は、タバコをやめなくても本当に後悔しないかを考えようということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう!
タバコをやめないと後悔しそうなこと
僕が「もしこのままタバコをやめなかったら後悔しそうだな」と考えたことは、以下のようなことがあります。
・一生分のタバコ代を計算したとき
・子供や周囲の人への影響を考えたとき
・自分の人生を振り返ったとき
もちろん現時点では「後悔するかもしれない」という想像の範疇でもあるのですが、それでもやはり「おそらく、後悔するだろうな」とリアルに僕が思ったことが上記のようなものでした。
一つずつ解説していきますね。
早い段階で重い病気にかかったとき
例えば数年後、いや、もしかしたら数か月後にも、自分の生命を脅かすような重い病気になることを想像してみてください。
耐えがたい痛みを伴うガンや、息ができなくて苦しむ慢性閉塞性肺疾患(COPD)、さらには心疾患や脳梗塞になることをとにかくリアルに想像してみてください。
文字通り死ぬほど痛いです。死ぬほど苦しいです。たとえ助かったとしても、重い後遺症が残るかもしれません。
それでも、後悔しないかですね。
僕はもしそうなったら後悔するだろうと考えました。
痛いのも苦しいのも、つらいですからね。
それが起こるのが、もしかしたら近い将来かもしれないと。
もちろん禁煙をしてもそういった病気になる可能性はありますよ。
でももしそうなった場合でも、自分の中で「諦めがつくかどうか」や、「やれることはやってきた」と思えるということは大事なことだと思ったのです。
つまり、やれることはやったんだから、それはもう仕方がないと思えるかどうか。それも後悔するかしないかの大きな要因となると考えたんですね。
今からでも遅すぎるなんてことはない。実際には、ありがたいことにまだ想像で済んでいるうちに、やめておくのが正解ではないかと。それが僕の中での答えだったんですね。
また、実際には過去にも少なくない数の親戚の人などのそういった病気や最後を見ても来ていますからね。いよいよ、自分もそのくらいの年齢に近づいてきて、これは決して他人事じゃないぞと。そういうことも考えたんですよね。
だからこその禁煙です。
さらに考えていきましょう。
一生分のタバコ代を計算したとき
これも禁煙をするか否かで間違いなく考えてきたことですが、やはりお金の問題ですよね。
自分が吸うタバコの量と年月を計算していけば、簡単に一生で使うタバコ代の金額は出せます。
実際にはタバコはどんどん値上がりしていきますので、それにさらに上乗せして考えたほうが良いくらいですよね。
そのお金で何ができるか。
そのお金で得られるものは何か。
そういったことを考え尽くしていくのもまた、禁煙を決断する際の重要なポイントになります。
このとき、「タバコはストレス解消になる」とか、「タバコは自分に必要なもの」という認識があると禁煙を成功させるのが難しくなるということは、このブログで常々お伝えしてきていることですので、もしそこにあなたの禁煙に対する問題があるのならば、ぜひ過去記事も参考にしてください。
そしてお金だけでなく、時間の問題もありますよね。
タバコを一生吸い続ける時間で何ができるかということも僕は考えました。
今の自分の人生がうまくいっているのであれば問題ないのかもしれませんが、僕の場合はそうではありませんからね。
まだまだやりたいことはたくさんあるし、そのために時間も健康もお金も必要だと考えたのです。
そうなると「やっぱりタバコの存在って・・・」となるわけですね。
何があなたの禁煙の後押しになるかは分かりませんが、こういったことも真剣に考えてみるのは禁煙への大事なプロセスですから。
あらためて考えてみてくださいね。
子供や周囲への影響を考えたとき
自分の健康は何ともなくても、家族や周囲の人の健康を害してしまったらということも考えたほうがいいですね。調べてもらえばわかると思いますが、すでに現代では受動喫煙の問題は小さくないのです。
また、今では二次喫煙(受動喫煙)の問題だけならず、三次喫煙(喫煙後の呼気や衣類が他者を汚染すること)の問題もありますからね。
自分の家族や大事な人が、先に述べたような重い病気にかかってしまっても後悔しないかということも考えてみましょう。
さらに僕がよく考えていたこととして、「自分がタバコをやめなかったら、子供たちも将来たぶん吸うだろう」ということです。
自分がそうですからね。親が喫煙者ですし、その子供たちも皆、喫煙者になったのをこの目で見てきましたから。
たぶん、それは、繰り返す。
口では「タバコなんて吸うなよ」などと子供達には言うのに?自分はやめないの?それでまた一家が全員喫煙者になっても本当に後悔しない?
本当に愚かだと思わないの?
これは実際に僕がずっと、自問してきたことです。
子供たちにも同じ苦しみを与えるのかと、そうなってから後悔はしないのかと。
このことは僕の中では本当に大きな禁煙の材料になりましたね。
あなたにも何か「禁煙をする強烈な理由」があるかもしれません。
あなたの中のその理由を大事にしていきましょう。
自分の人生を振り返ったとき
自分の人生がいつどのような最後になるかは分かりませんが、現時点ではもっとこうしたい、こうなりたいと思うことが僕は明確にあります。
自分のこの先の人生を真剣に考えたとき、「タバコもやめられないで、お前のその夢は叶うのかよ」と、自分に問いかけてくるもう一人の自分がいるんですね。
まあ、変な言い方ですが、要は客観的に自分を見たときに、本気でやりたいことやなりたい自分があるならば、タバコなんてやってないでその実現のために時間も金も使えよと、自分で自分に言い聞かせてるってことです。
本気を出さなかった人生に、本当に後悔はしないのかと。
結局禁煙は「自分自身との戦い、自分自身との約束」ですからね。
その約束が守れなくて、そのほかのやるべきことや決めたことが守れんのかよと。そう自分に問いかけているということです。
これも僕の中では強烈な禁煙のモチベーションになっていますよ。なぜなら、本当にその通りだと自分自身が納得しているからですね。
「禁煙ごときできないで、なにができるんよ 」と。
自分に対してはこのぐらいの強い言葉が必要なんですよ。それだけ自分の弱さが分かっていますから。
あなたは、あなたにどんな言葉を贈りますか?
一番自分が「よしやってやるぜ!」と思える言葉があると良いですね。
そういったことも一緒に考えていきましょう。
おわりに
いろんな側面からタバコをやめなかった場合に後悔しそうなことを考えてきましたが、あなたにも何か思うところがありましたでしょうか。
禁煙は、「タバコのことを忘れるのではなく考え尽くすこと」、そして「自分がしっかり納得してタバコをやめること」が大事だと僕は考えています。
「誰かがこう言ったから」ではなく、「あなたがどう考えるか」です。
ぜひ、ここでもう一度あらためて自分自身の禁煙について考えてみてくださいね。
いつか後悔しないために、ね。^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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