「本気でタバコをやめないといよいよヤバいな・・・」
そうはっきりと自覚した日のことを僕はよく覚えています。
状況としては、30代の前半から半ばごろ、当時会社員として働いていたときのことです。
スーツを着てビジネスバッグを手に持ち、会社の本部の会議に出席するために電車に乗るところでした。
相変わらず時間ギリギリの行動で、電車の出発時間が迫る中、車を停めた駐車場から駅までの歩道を百メートルほど駆け足で走り、そのまま駅のホームの連絡通路に上がる階段を駆け上がったときのことです。
その際、どうにもならないほどに息切れし、脚は鉛のように重くなり、その場に倒れこむことさえしなかったものの、完全な呼吸困難の状態に陥ってしまったのです。
這いつくばるようにしてなんとか電車には乗れたものの、「マジで命に関わるなこれは・・・」と絶句した出来事でした。
ほんの30~40段程度の緩い階段でしたが、心臓が破裂しそうなくらいの負荷が身体にかかり、電車に乗った後もしばらくは動悸と汗が止まらず苦しかったです。
まさにそのときですね、「これはマジでタバコをやめないと本当にヤバいな」とかなり意識するようになったのは。
という僕の話なんですが、せっかくですのでもう少し詳しくお話していきますね。
タバコをやめなければ本気でヤバイと思った
何がヤバいかって、リアルにかなり苦しかったからですね。
それまではタバコが身体に良くないこととは考えつつも、具体的な弊害がなかったというか、身の危険をリアルに感じる瞬間がなかったというかですが、身体が痛いとか息ができなくて苦しいとかといった状況がこれといってなかったからですね。
だからこそ、タバコによる健康被害を軽視し続けてきていたと。
そしてここに至り、「こんなにも自分は体力が落ちているのか・・・」といったことや、「心肺機能がこんなにも貧弱になっているのか・・・」というようなことを否応なしに実感したんですね。
もちろん10代や20代のころと比べて年をとったということもありましょうが、それでもまだ30代中ごろでさすがにこれはまずいんじゃないかと考えました。
このままタバコを吸い続けたら、どこまで身体が弱ってしまうのかということをリアルに想像したわけです。
それでもなかなかタバコがやめられなかった30代
タバコによって自分の身体に悪影響があるということを自覚したならば、あとはさっさとその原因を取り除いてしまえばいい、つまりさっさとタバコをやめれば良いわけですが、それが簡単にいかないのがこの問題なんですよね。
そう、簡単に禁煙できるなら誰も悩まない。
僕もそこから何度も禁煙にチャレンジしましたが、うまくいかなかったですね、すぐには。
ようやく本当の禁煙(卒煙)ができるようになったのは結局40代になってからでしたからね。結果的に。
なぜ、そこまでやめなければいけないと思いつつも、なかなかタバコがやめられなかったのか。
今はよく分かります。
正しい禁煙の方法を知らなかったし、ゆえに正しい禁煙のプロセスを踏むこともできていませんでしたからね。
つまり相変わらず気合と根性で強引に禁煙に挑んでみたり、無策のままで禁煙にチャレンジしていたのです。
今は正しい方法が分かります。しかしそれはあくまで、今だからこそなんです。
僕が何度も禁煙を失敗する中で、ようやくたどり着いた、タバコに対する認識を変えるということを、このブログで書き記しています。
あなたにはぜひ、僕のように遠回りせずに禁煙を成し遂げてもらいたい。
あなたの中の、「本気でタバコをやめたい」という思いを大切にしてもらいたいのです。
禁煙をして実感していること
後日談として、タバコをやめてから実感していることを書き記しておきます。
まず言いたいのは、40代になった今でも当時と同じくその駅の階段を利用することがあり、そのたびにあの息を切らして苦しかったときのことを思い出すんですが、なんと、今の僕は同じようにその階段を駆け上がっても、息切れしないのです。
それどころかちょっと張り切って、1段抜かしでスタスタと足早に階段を駆け上がり、さらには別のホームに降りる階段をさらにスタスタと駆け下りたとしても、ほとんど息が上がらずにいられます。
余裕です。気持ちいいです。
禁煙をしてから少しずつ運動する習慣を取り入れてきた効果もあるでしょうが、なんとも当時の自分との体力や心肺機能の違いに驚くほどです。
ああ、やっぱりかなりタバコで身体が弱ってたんだなと。
あの階段を駆け上がるたびに、このことを強く実感するのです。
タバコは年齢以上に、人を老けさせるのだと僕は実感しています。
おわりに
あなたも、気づいたときが禁煙の絶好のタイミングです。
痛みや苦しさといった自分の身体の叫びを無視しないでください。
「本当は禁煙したい」という自分の心の声を大切にしてください。
禁煙は正しくおこなえば、それほど難しいものではありませんから。
ぜひ僕と一緒にやりましょう^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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